阿部義彦 "歪み真珠" 2026年7月5日

歪み真珠
歪み真珠
山尾悠子
遅ればせながら、筑摩書房の『幻想文学怪人偉人列伝』とちくま文庫の彼女によるアンソロジー、『構造と美文』によって存在を知った、山尾悠子さん手に入りやすいのは、読み尽くして多分これが最後かな。親本は国書刊行会です。15の掌編小説集ですが、僅か1センチに満たない薄さ、これが一編の小説なら3時間も有れば読了できたのですが、15編それぞれに、読み終わった後に、余韻や読み筋の解読やその構造や、どうしたらこんな物語が作れるのだろうかや、圧倒されたり毒気に当てられたりして、すぐ次の物語には入れずに、まあぼおーっとしてしまい、読むのにほぼ一日掛かりました。好きなのは『美神の通過』ですね、好きな漫画家である、古屋兎丸さんの世界を連想してしまいました。音楽で言えば、文学期ゼルダや戸川純の世界観みたいな、ノスタルジア、ファンタジウム、そして残酷!たまりませんでした。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved