歪み真珠
36件の記録
- 白湯@_sayu2026年8月30日読み終わった何年経っても忘れられない静謐で美しい夢があるのだけど、「アンヌンツィアツィオーネ」を読むとなぜかその夢を思い出す。「向日性について」は読むたびに光と陰をより強く感じるよう。「紫禁城の後宮で〜」のような東洋の香りのする作品は他にも書いてらっしゃるのだろうか、もっと読みたい。 びじゅチューンのように絵画や彫像が動き出すような作品が好きな人には「美神の通過」と「夜の宮殿と輝くまひるの塔」を読んでみてほしい。 女王の庶子はいつか幸せになれるのだろうか。
- 白湯@_sayu2026年8月23日読んでる「水源地まで」 72 今までで一番俗っぽいようでいて一番分からない まるで夢をそのまま書き起こしたかのよう 不満そうな橋姫 〈雲見〉 水源地を管理する当番札をもつ魔女 水質管理センター勤めのバイク便の彼氏 花火 トンボ 甲羅


- 白湯@_sayu2026年8月22日読んでる「向日性について」 85 日向で活動する者と日陰で眠り込む者 読むたび陰影を強く感じるようになっていく 私の中の都市は季節は夏だな 日本の夏なのか昔行ったスペインの白い街なのか 日陰にいる私には日向の人間は逆光で顔がなく白い歯を見せて笑う口だけが見える? 日陰者なので日陰から日陰に伝い歩きたい 「ドロテアの首と銀の皿」 91 夫を失った女主人 屋敷に集まった親族 不思議な現象を起こす姪 冬寝室 フウの木の根元の白いむすめ 笛や鈴の行列 銀の皿に載っている生首 詳しく知りたいことがありすぎるのに何も分からないまま終わってしまった 「ラピスラズリ」の落穂拾いのようなものとのこと

- 白湯@_sayu2026年8月13日読んでるどれも楽しんで読んでいるのだが「影盗みの話」がどうにもよく分からなくて何か下敷きになっている作品や設定があるのかしらと思っていたら「仮面物語」「山尾悠子作品集成」収録の「ゴーレム」との差異についてのお話とのこと。他にも別の作品と繋がっているお話があるようなので「ラピスラズリ」「夢の遠近法」も読むことにする。
阿部義彦@xtc1961ymo2026年7月5日読み終わった遅ればせながら、筑摩書房の『幻想文学怪人偉人列伝』とちくま文庫の彼女によるアンソロジー、『構造と美文』によって存在を知った、山尾悠子さん手に入りやすいのは、読み尽くして多分これが最後かな。親本は国書刊行会です。15の掌編小説集ですが、僅か1センチに満たない薄さ、これが一編の小説なら3時間も有れば読了できたのですが、15編それぞれに、読み終わった後に、余韻や読み筋の解読やその構造や、どうしたらこんな物語が作れるのだろうかや、圧倒されたり毒気に当てられたりして、すぐ次の物語には入れずに、まあぼおーっとしてしまい、読むのにほぼ一日掛かりました。好きなのは『美神の通過』ですね、好きな漫画家である、古屋兎丸さんの世界を連想してしまいました。音楽で言えば、文学期ゼルダや戸川純の世界観みたいな、ノスタルジア、ファンタジウム、そして残酷!たまりませんでした。









gato@wonderword2026年7月4日再読引用好きな短篇集昔はコラージュのないロマン・コラージュのような「人魚たち、娼婦でいっぱいの海」がお気に入りだったが、最近はこの時期になると「水源地まで」を読み返したくなる。 子供のころ住んでいた家は柴垣の木戸のすぐ外に水門があった。それは五歩で渡れるほどの石橋を渡した用水路の水門なのだが、水はこうして管理するものだと見て覚えながら育ったように思う。まさか水源地の管理の当番が回ってくる魔女を恋びとに持つことになるとは思いもしなかった。 p.75





jaguchi@jaguchi872025年11月9日読んでる図書館で借りた15作の掌編集。順番を気にせず、気になるタイトルから読んでいる。 「図版は女人魚の正面外観を解説するものだった──その腹袋は仔を育てるためのものではなくて、ただの物入れなのだと。」 (『娼婦たち、人魚でいっぱいの海』) 「わたくしはね、大理石の糞をするのよ。玉座の下に白鼠が一匹いて、巣をつくっていることが悩みなの。」 (『夜の宮殿の観光、女王との謁見つき』)





りなっこ@rinakko2025年8月21日読み終わった再々読。やはり素晴らしい。うとり…隅々まで堪能した。 熱に浮かされたような乙女たちと美神(ヴィーナス)、娼婦と人魚、誰にも追いつかれないアタランテ(凄くいい)、『ラピスラズリ』の落穂拾いの“私”と姪のトマジ、纏足の女王…と、少女や異形の女たちから気持ちが離れがたい(あ、ゴルゴンゾーラ大王も大好き)。こちら側からは触れえぬ硬質な世界の、まやかしの遠近法に惑わされる心地も格別だった。 美麗な装幀の単行本を愛蔵しているけれど、山下陽子の装画もぴったりで素敵だ。





























