
しゅう
@shuu62
2026年7月6日
折れた竜骨<上>
米澤穂信
読み始めた
読み終わった
知人からおすすめされた「折れた竜骨」を読み始めた。
ファンタジー成分は薄く、世界観的な濃密さは感じないが、その分サラリと読みやすい。
「medium」を読んだ時にも思ったのだが、こういった超常現象とミステリの相性は悪くないのだなと思った。
今回の場合は魔法だが、魔法だからなんでもアリな訳ではなく、論理的な制約の中での行為なので、推理の力が発揮出来る環境にあるのだ。
謎の肝としては、やはり「走狗」にあるのだろうか。
直接的な殺人ではなく、魔法を介してのこの殺人システムは、メタ的に言えばあえてこの間接的な設定を作っている訳で、物語のサプライズに「走狗」の設定が関係している可能性を高く感じる。
本人は殺した認識が無いという設定なので、今作の語り手であるアミーナにも可能性は出てくるだろう。
呪われたデーン人の関わりも気になる。上巻ではなかなか出番の無かった彼だが、下巻でどんな活躍をするのだろうか。
楽しみに下巻を開くことにする。

