はら "〈悪の凡庸さ〉を問い直す" 2026年7月6日

はら
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@reads_brain
2026年7月6日
〈悪の凡庸さ〉を問い直す
〈悪の凡庸さ〉を問い直す
三浦隆宏,
小野寺拓也,
田野大輔,
百木漠,
矢野久美子,
香月恵里
5/5 久々にこのような骨太の本を読んだ。かなり面白かった。そもそもハンナ・アーレントの「悪の凡庸さ」というフレーズや、それがどのような文脈で使われてきたのかをあまり知らなかったので、その背景を知ったうえで読めていたら、さらに面白かっただろうと思う。ミルグラムの服従実験がこの議論の影響を受けていると知り、驚いた。こちらのほうはすでにクリシェのように扱われていて、少し食傷気味だったので、本書で批判的に検討されていたことには安心した。 最初に三つの論考が紹介されていたが、私にはそれほど大きな違いがあるようには感じられず、「互いに対立している」と言われても、あまり腑に落ちなかった。一方で、専門用語が大衆へ広まる過程について議論されていた点は非常に興味深かった。フェミニズムの文脈で用いられる語彙が、本来の意味を離れて安易に使われていることに以前から違和感を覚えていたので、この議論には強く共感した。
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