
阿久津隆
@akttkc
2026年6月25日
八月の光
フォークナー
読んでる
昨日はどの行まで読んだのだったかと探し始めたら「それにもしあの馬車がジェファスンまでずっと行くのなら、ルーカス・バーチはあたしの姿を見る前にあたしの馬車の音を聞くことになるんだわ。だって彼には、あたしの来たことは分らなくともあの馬車の音は聞えるもの。だから彼が見ない前から、もうひとり別のあたしが彼の中に入ってゆくわけだわ。それから彼はあたしを見てとても喜ぶんだわ。だから彼の気づかない前に彼の目には二人のあたしが現われるわけだわ」とあって、いきなり凄いなあ、と思ってから読み進め、重い体で歩くリーナをアームステッドが馬車に乗せて、リーナが進むのを手伝ってやった。ルーカス・バーチは10マイルくらい先のジェファスンにいるはずだとリーナ。「あの人は見つけられると思うの。むずかしくないわ。人が多く集まるところに、そして笑ったり冗談言ったりしてるところにいると思うの。彼、いつもそんなことが得意だったわ」とリーナ。人が集まり、笑ったり冗談言ったりしてるところ、と私は考えた。