
たま子
@tama_co_co
2026年7月6日
天空の都の物語
アンソニー・ドーア,
藤井光
読んでる
読書日記
毎日日記
今日も雨。頭がぼーっとする。昼ごはんの後はひたすらねむい。こんなにやる気がなくて月曜日だなんて。のろのろと制作。ちらりとXを見ると今日も見たくもない誰かと誰かの言い合いで溢れかえっている。多分アルゴリズムのせいなんだろうけど、いつからこんなものばかり見たいと思われてしまったのだろう。願いを託してオオアリクイの水浴び動画にイイネする。夜、明日が七夕なので一日はやいけど、ばらちらしをつくって食べる。とびっこと桜でんぶがきらきらとたっぷりの海鮮が宝石みたいで、箸を入れたところごとに違う味がするのが楽しい。食べるたび、ちらし寿司がすきだなあと思う。寝る前『天空の都の物語』。ついにシーモアの過去。生まれつき周囲との接触や音に敏感で服のタグや袋がガサガサ鳴る音にも耐えられない少年は、学校を停学になりどうしようもなくはじめてする留守番中、家を抜け出して行った森で生まれてはじめての静けさに包まれる。その緊張がほどけた瞬間を想像し、読みながら大きな深呼吸をしてみる。そうして突然いなくなった息子をやっと見つけた母親の反応。なんというか、そりゃあそうだと思うと同時に、こうしたすれ違いが起きてしまうのかと居た堪れない。シピは枕にもふりと顔をうめて眠っている。
p111
シーモアは枯れた大木の根本から見つめ、フクロウは見下ろし、森は息をして、なにかが起きる。目覚めているあらゆる瞬間の片隅で、ぶつぶつつぶやく不安ーー轟音ーーそれが、静まり返る。
この場所には魔法がある、とフクロウは言っているようだ。ただ座って、息をして、待っていればいいんだ、その魔法はきみを見つけてくれるから。
シーモアは座り、息をして、待ち、地球は軌道の上をまた千キロメートル移動する。少年のなかでずっともつれていたものが、少しほどける。
息子を見つけたバニーの髪には樹皮が絡まり、ワゴンウィールのポロシャツには鼻水がついていて、ぐいと引っぱられて立ち上がったシーモアは、過ぎた時間が一分なのか、一ヶ月なのか、それとも十年なのかがわからない。フクロウは煙のように消えてしまう。どこへ行ったのだろうかと体をひねってみるが、どこにも見当たらず、森のさらに奥に吸い込まれてしまい、バニーがシーモアの髪を撫でながらすすり泣いていてーー「警察を呼ぶところだった、どうしてじっとしてなかったの?」ーー悪態をつきながら息子を引っぱって木のあいだを抜けていき、有志鉄線でジーンズが破れてしまう。台所の電子レンジのタイマーが鳴っていて、バニーは電話に出ていて、経営者のスティーヴにクビにされているところで、二人がけのソファに電話機を投げつけていて、シーモアが体をよじって逃げられないよう両肩をしっかりつかんでいて、こう言っているーー「一緒にがんばっていくんだって思ってたのに」こう言っている。「ふたりはチームなんだって思ってたのに」










