ebm "南洋標本館" 2026年7月6日

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2026年7月6日
南洋標本館
南洋標本館
葉山博子
楊双子などの流れで、日本の植民地であった頃の台湾を舞台とした小説として手に取る。 「内地人」と「本島人」で共に植物学を志した2人がそれぞれの人生で向かうのは、南洋。歴史の大筋は知識としてあるが、「南洋」について分かっていないために、それからどうなる…?といううっすらとした不安でページを進めてしまった。後半やや駆け足というか、なんでラトゥナに惹かれたかなどよくわからなかったし、社会が混乱困窮すると悪事に流れるんだなという展開があって、やや驚いた。モデルがいるのかと思ったけれどそうでもないのかな? 矢川という女性が出てきたので、矢川といえば矢川澄子のイメージだなあと思っていたら下の名前が澄恵さんだった。 註釈は著者が自分で付けたのだろうか。「時蕎麦」にこういう註がつくとは思わなかったのでちょっと笑ってしまった。少し知的な笑いどころっていうニュアンスなのか? "落語。詐欺の論理を自分の頭で理解せず、表面的にやり方を真似、前例を反復した結果、大失敗する男の話"
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