
utautomo
@timeescape
2026年7月7日
ルポ川崎
磯部涼
読み終わった
夫の本
改めて川崎のことを、特にサウスサイドのことを知り、日本にこんな街があるなんて…と絶句した。
著者である磯部氏は音楽ライターということもあり、ヒップホップグループのBAD HOPやその周辺の人たちのこと、更には川崎の街に住む多国籍な人たちとの交流やエピソードが書かれている。
貧困、暴力、差別という負の連鎖。
それはもう絶望的ではある。
しかしながら、そんな中にも共助や連帯がある。
特に、多文化地区で不良少年たちが人種を超えて連帯すること、それをあたたかく手伝い見守る大人がいることに少し安心した。
コロナのころ、川崎でヘイトスピーチが声高に行われていたが、その後全国で初めてヘイトスピーチの罰則付き禁止条例が施行されたことも、ヘイトを許さない気概を感じた。
問題はたくさんあるけれど、人と人のつながりがあり、音楽を通じて負の連鎖から抜け出していった若者もいることや、人の温かさなど、深い闇の中にも光を感じる所もあり、よいルポタージュだった。









