しろくま "在日朝鮮人とハンセン病" 2026年7月7日

在日朝鮮人とハンセン病
在日朝鮮人でありハンセン病患者・回復者でもあるひとたちが、どのように日本の療養所の中で生き抜いてきたのかを明らかにしようとした本。朝鮮人入所者の識字率が低く、自らの境遇を文章で書き残せた者が多くはないことから、朝鮮人入所者・回復者のさまざまな表現活動、文化活動や、彼ら・彼女らへの聞き書きなどの各種の資料を用いている。 日本のハンセン病患者の歴史と在日朝鮮人の歴史をそれぞれ独立したものとして、これまでの私は捉えてしまっていた。そのため、在日朝鮮人でありハンセン病患者・回復者でもあるひとたちがどのような状況に置かれ、どのような葛藤を抱え、生きてきたのかを想像すらできなかった(ハンセン病が生活環境の良し悪しによって発症したりしなかったりする病であることや、在日朝鮮人が劣悪な生活環境に置かれがちであったため、在日朝鮮人に占めるハンセン病患者の割合が日本人に占めるハンセン病患者の割合よりも相対的に高いことは知っていたにもかかわらず)。この本を読んで、在日朝鮮人でもありハンセン病患者・回復者でもあるひとたちの歩んできた歴史をはじめて知って、これまでの自分の想像力のなさを反省した。
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