
Mary
@gncf_o343
2026年7月7日
はじめてたこ焼きを食べた日のこと
生湯葉シホ
読み終わった
エッセイ
「なんか、友だちって急に変なところから出てくるよね」と言った。そんな失くした靴下みたいな言いかた、と思う。 (p29)
粉薬の後味のようなぼんやりとした気持ち悪さが残る日。 (p38)
そう遠くない未来にここから引っ越すというのもわかっていたから、いつか思い返したときに悪くない暮らしだったと思いたい、という気持ちもあった。そのためによく花を買った。帰り道、スーパーの食品と花を抱えて歩道橋を渡っていると、ひとり暮らしというのはだれに宛てているかもわからない手紙を書きつづけているみたいな生活だな、と思うことがたまにあった。 (p58)
別の友だちがすこし前、たまに会う同級生というのは変わってゆくお互いを定点観測し合うような存在だと言っていたけれど、ほんとうにその通りだと感じた。 (p85)
読むのは
『音を立ててゆで卵を割れなかった』
『ヒモノラをさがしに』
に次ぐ3冊目
喩えが的確すぎる
「わかるな〜」と思いながら、
挙げたところ以外にもたくさん付箋を貼ってしまった
どれも好きな話だが
「はじめてたこ焼きを食べた日のこと」
「記念碑を立てる」
「勘の悪い探偵」
が特に好き
作中に、頭木弘樹『ロの立つやつが勝つってことでいいのか』が出てくるのだが、丁度そこを読む前日にその本を購入していて静かに興奮した
読むぞ〜