ゆるふ
@yuruF
2026年7月7日
ねじまき鳥クロニクル 第1部
村上春樹
読み終わった
隣にいるのに到底知ることのできない、クミコの圧倒的な他者感。クミコの父親や綿谷昇に対する嫌悪感。加納クレタの抱えてきた苦痛と、打って変わって訪れた無感覚。そして何より間宮中尉のノモンハンでの出来事。これらとは対照的に、スパゲティを茹でているときに電話をかけてきた女や、笠原メイ、クリーニング屋の店主とのやり取りはどこか滑稽で、物語にリズムを与えている。30歳、転職を控えた身としては、同じく30歳で失業中の主人公に自分を重ねながら読み進める。