花春 "カタミミの森" 2026年7月8日

花春
花春
@haru-tuge
2026年7月8日
カタミミの森
カタミミの森
小森香折
巣立ったばかりのキツネのロビンを語り手に、傲慢な都のクマの王と叛逆奴隷である一匹のオオカミの戦いを描いた物語。 動物なのは擬獣化で、まあ中身としては人間たちのお話。(擬獣化してるのは、たぶん憂さ晴らしに蹴り付けられたり、耳を落とされたりする奴隷たちや、その奴隷が後ろから王を刺したり…など描写は人間で描くとショッキングだからかなあ?) ひとりひとりのキャラクターに入れ込む感じではなく、読了後に「一代記を読んだー!」みたいな満足感がある感じだった。長い歴史の一幕を丁寧に読んだ的な。 ファンタジー系や現代モノ問わず、この作者さんの物語の読後感はそんな感じなので、人間ではなくもっと広い、「国」とかその物語の舞台に作者さんの照準が合ってるのかも?
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