
可燃ゴミ
@htt823
1900年1月1日
不幸になりたがる人たち 増補新版
春日武彦
読み終わった
筆者が精神科医であり、長年の臨床経験を通じて、自虐思考と破滅願望がもたらすものは何か?その狂気についてを考察を、本書では著者自身が体験した事例や実際に日本で起きた事件を引用しながら元に紐解かれている。
といった内容は大変よくわかりましたが…もう少しこう、手心ってもんを頂きたく……という気持ちになる。なんせ、億劫という心性により人間的行為を不可解にしたり人生を不幸にするタイプに心当たりがありすぎるので……。
これだけが本領域の全てというわけではないのが大前提だと理解しつつも、主語の大きさには勝手にハラハラしてしまった。でも考察は大変興味深く、外側に飛び出ないだけで不幸と破滅の感性を我々は内包して生きている生き物なんだろうな、と思う。
調べながら読んだりしてたので、あとでもう一回読み直そうと思う。
「それにしても億劫という心性こそが、人間の行為を不可解にしたり人生を不幸にする大きな要素のひとつなのであろう」
「〜…、『面倒だから現状のままがいちばん気が楽。不幸なりに、この不幸はもはや慣れ親しんだ不幸であり、未知の状況と新たに向き合うことの精神的負担に比べたらよほどマシ』といった発想は、思った以上に世の倣いといえそうなのである。」
ね〜〜〜。
