活字もぐもぐ "怪獣を解剖する 下" 2026年7月8日

怪獣を解剖する 下
怪獣を解剖する 下
サイトウ・マド
上巻を読んで「これは一体どういう話で、どう落着するのだろう…」と思って下巻を読んだら、落着がどうこうではない、未来のいつかの誰かのために恐怖も絶望も承知のうえで歩き続ける"人類"の話だった。 これはSFだけど、怪獣は異なる形で私たちの世界にも存在する。学び、探究し、解剖し、ひとりの一生で砂粒ひとつをやっと足せるような永遠に完成しない砂の城。その果てなさに立ち止まりながら、それでもまた歩き出す人間の話。 なんだかもう凄い作品だった。昭先生を尊敬しちゃう。
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