
昼寝ねこ
@hiruneko
2026年7月8日
ミナミの春
遠田潤子
読書メモ
感想
伝説の姉妹漫才師『カサブランカ』のチョーコとハナコ。彼女たちに関わった大阪の人々に巻き起こる6編の短編集。阪神淡路大震災から大阪万博まで時代を超える。ストーリーは別々だが登場人物が少しずつ繋がっている。タイトルの『ミナミ』は大阪のミナミの街のこと。笑って泣ける人情小説で辛いこともたくさんあるが誰もが大阪の街で逞しく生きている。『閑古錐』『八角磨盤空裏走』『壺中日月長し』『惺惺着』『一笑すれば千山青し』『花開く万国の春』など一話に一つづつ古風な言葉が紹介されていて、それが物語をキリリと引き締めている。



