夜井 "砂の女" 1900年1月1日

砂の女
砂の女
安部公房
最初と終わりは読みやすいが、中間の砂の穴から脱出を試みて寡黙な女と衝突したり、部落の人から水を絶たれたりするところが読んでいてキツかった。人間の人間たらしい嫌な部分の描写が上手かった。あんなに砂から逃れようとしていた主人公が最後には逃げるのに使える鍵を敵に話したくてうずうずしているところからどうでもよくなったんだなと感じられた。嫌だと思っている現状でも慣れてから外を見ると案外嫌ではないと感じるのかなと思った。
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