砂の女
156件の記録
ついる@twillgreen2026年2月22日読み終わった2026/02/22 読了。前々から気になっていた名作と名高い一作。趣味の昆虫採集のために、砂丘にやってきた男が、そこの部落にある、一人の女の住む一軒家に閉じ込められるところから話は始まる。家は砂穴の中にあり、梯子がなければ脱出できない。なんとかして脱出を図る男と、穴での生活を守ろうとする女。二人を監視する部落の人間。砂穴の一軒家で過ごす時間を通して変わってゆく男の様子の描写が生々しくて、結末も含めてなんだかちょっと怖かった。フィクションなのに、「人間って確かにこう言うところあるよな」という実感がこびりついて離れない、という感じ。すごい話だった。
寿司鳥風呂ねろう@Udon89292026年2月22日買った読み終わった読了しました。 比喩表現が独特で面白かった〜 言い回しが癖になる〜 後半になるにつれ男が正常から異常に移り変わる様子が生々しい 心が腐った終盤に一滴の希望から生を見出す男、強制された環境から抜け出す気力がただ生きる事にシフトしていくのがまさに砂のようでした。

さく@saku11222026年2月14日読み終わった☆☆☆★★ すごいねえ ざらざらして苦しい 前半とくに苦しい 糠に釘 暖簾に腕押し みたいな苛立ちと息詰まっていく感覚だなあと思って、類語がないかしらべたら泥に灸はあったけど、砂はなかった 泥とか沼みたいな、ぬるぬる、液体ではない所がたち悪い ざらつく、乾燥する、さらさら落ちていく、のがものすごく煩わしい 止まったら埋まってしまいそうな感じで、足元から崩れていっている砂の上を必死に走っているような転げるような読み方になるから、リンクして面白かった 理不尽すぎることに、きちんと腹が立ってくる。そんな場所があるはずもない かなりのフィクション設定なのに、こんなことがあってたまるか!と、憤ってしまうのすごいなあと思う ありえないなあ、じゃない、しらける余裕とか嘘の話だと距離を置く俯瞰の読み方になっていないということだから、とても引き込まれているんだなあと思った 最後、いや帰ってよ今すぐ!ととても思った。 考えれば最初に、帰ってきていないことが宣告されているのに、ずっと、脱出できて欲しい、頑張れ、早く、ああでも嫌な予感がするよう、みたいなきもちになったし、脱走できそうな機会は超ハラハラしました 砂丘に行ってみたくなってしまった、こわい


かなた@kanata2026年2月2日読み終わった読了1/29 この作品をオマージュしたというCoCシナリオを遊ぶので再読 20年以上経っているので内容をほぼ忘れており、新鮮な気持ちで読めた お得 やっぱり幻想に必要なのは五感に訴え掛けるような現実味、質量を感じさせるようなイメージの密度だなあと思った 息が詰まるような焦りや諦め、そして馴れ 口の中に砂粒を感じさせるようなざらついた閉塞感がとても良かった

塚丸エイト@tsuka_maru82026年1月26日読み終わった読了。 砂地獄から抜け出そうとする男の心情をありありと描写する。丁寧なその描写が、なんだか極限状態の人(男)の滑稽さや惨めさみたいな嫌ところを表現している。砂から脱出なんてことは普通起きないけど、何処かリアルさがある。おそらくそれは、極限状態に陥った人間はこの男のようになるからであろう。
- W7Ed@4nTeG00N2026年1月18日買った読み終わったわけもわからずどんどん読んで、あっという間に終わった。サスペンスのような、ホラーのような、それでいて摩訶不思議な幻想文学のような。 口の中がじゃりじゃりした、とか、喉乾いた、とかの感想をみるけど、わたしはお風呂入りたくなった(笑) p107–灰色の種族には、自分以外の人間が(略)灰色以外の色を持っていると想像しただけで、もういたたまらない自己嫌悪におちいってしまうものなのだ– 60年以上前に書かれていながら、カラフルに満たされた現代のSNSの裏の感情を思い起こさせる。 SNSだけじゃない。心の中にある、労働とやりがいとか、日常と非日常とかの矛盾が、一見乾ききった砂に呑み込まれながら湿り気を帯びて浮きあがる。 自分の中にある理想とコンプレックスがグサグサと刺激されるところはブッツァーティの「タタール人の砂漠」にも通じる。あ、砂繋がりだ。


- あつあつ@readsatsu09292026年1月11日読み終わったとにかく引き込まれた。自分にはよく分からなかったけど。 主人公の脱出を期待したし、読んでて口の中がざらざらした。凄い体験だった。 環境に慣れてしまうのは怖いな...
No.310@__310__2025年12月20日読み終わった卓越した写実表現に満ちていて、非現実的で不条理な設定が現実として迫ってくる感覚があって凄かった。 特に砂の"執拗さ"みたいなもののリアリティはなんなんだ……読んでるだけで口の中がジャリジャリしてくる……。 常に理屈っぽいくせに極限に近づくほど性欲が剥き出しになっていく主人公が非常に気持ち悪くも、人間であるこのと業と滑稽さ感じてに嫌いになれなかった。 順応性が持つ優しさと恐ろしさの両方が書かれていたように思う。 砂の世界が自由の象徴なのだとしたら、自由はあまりに広くあまりに獰猛だと思った。



ざらめ@zarame_162025年12月18日読み終わったおもしろかったな… ちょっとびっくりした 推理小説的で、情景が浮かぶ緻密な表現がありつつも、 後味は童話に似てるなと思った 哲学的というか、示唆的というのか、 美しい生き方、人間の欲みたいなものを描くような 芸術という感じ なぜか分からないが美術館に行った後みたい
益田@msd2025年12月18日読み終わった最初はSF的な作品を読むような気持ちだったが、途中から知人や家族と完全に離れた地方のブラックに近い中小企業で働いていた過去の自分のことを思い出した。この話のような状況は現実世界で常に行われていることだと思う。 どんなに過酷でもやがてその環境に順応してしまって、逃げ出すことよりもその環境の中で与えられる一滴の水の方が有難くて素晴らしいものに感じてしまう。そのことに身に覚えがあった。 ちなみに私はその企業に勤めて1年ほどで精神が壊れてしまって地元に帰った。私があの女ならもうあの村に戻らないだろうと思った。





益田@msd2025年12月17日読み始めた読んでる重度の鬱が剥がれてきてだんだん本を読もうかなという気持ちが戻ってきたので、(積読してるし)薄めの小説からリハビリしようという安易な理由で読み始めた 不条理とSFという感じがする




ほんむすびころりん@honmusubikororin2025年10月22日かつて読んだいやー、衝撃 まったくどういう思考回路で この物語が生まれたのか 結局本書のメッセージが いまいち掴めなかったけど そもそも解釈しようとすること自体 野暮なのかも知れない 安部公房 ちょっとクセになりそう…
おふとん@maoo25k2025年9月22日読み終わったなんだこれは。気持ちが悪い。字が滑り落ちてゆき、頭に入ってこないのだけども、主人公がなんとか砂をねじ伏せようとしているのだけがわかる。後味は砂を噛むようにざらざら
すきま時間@hatune_32025年8月30日読み終わった印を付けたところ 風景画は自然の希薄な地方で発達した 性は・・・個々の肉体にではなく、種の管轄に属している・・・ 知らないってのは、無いと同じ・・・ 砂地の乾燥は・・・毛管現象による吸引が、蒸発の速度に追いつけない・・・


コビトカバ@sim62025年8月20日読んでるなんだかんだ脱出できるんじゃないかとワクワクしてしまうけれど、やっぱりダメだよなぁと思うだけにパタッとページをめくる指が止まってしまいました。明日には読み終えます。
コビトカバ@sim62025年8月16日読み始めたかつて読んだ再読。たぶん10年以上ぶり。アリジゴクの記述を見たら、読みたくなった。 さっそく読み始めると、冒頭にオチが記されていたことすら覚えていなかった。

ポセイドンが飼ってる犬@big82842025年8月11日読み終わったつまり、日本における精神分裂症患者の数は、百人に一人の率だって言うのさ。 ところが、盗癖を持った者も、やはり百人に一人らしいんだな…… 男色が一パーセントなら、女の同性愛も、当然、一パーセントだ。それから、放火癖が一パーセント、酒乱の傾向のあるもの一パーセント、精薄一パーセント、色情狂一パーセント、誇大妄想一パーセント、詐欺常習犯一パーセント、不感症一パーセント、テロリスト一パーセント、被害妄想一パーセント…… 高所恐怖症、先端恐怖症、麻薬中毒、ヒステリー、殺人狂、梅毒、白痴……各一パーセントとして、合計二十パーセント……この調子で、異常なケースを、あと八十例、列挙できれば……むろん、出来るに決まっているが……人間は百パーセント、異常だということが、統計的に証明できたことになる。
棚@tana2025年7月20日読み終わったおすすめされてから三年越しに読了 もっと早く読めばよかったよ 物語の終盤で緊張してきて汗が出てきて、ついもったいな!って思ってしまった いってみたいな、砂漠




森々@mori_hkz2025年6月18日読み終わったよくわからなかった が正直な感想 特殊な設定でも物語にすっと入り込めてそのまま違和感なく読み続けられ、砂の暑さや質感が感じられるのは文章力がすごいと思う。 ただメッセージ性の部分では自分には難しかった。 縛られていたことや元に戻ること自由の選択ではなくて、縛られるか元に戻るか選べることが本当の自由なのかな。
草大福@yadokari152025年5月19日読み終わった読書会のために読んだ。とにかく前半部分が読みづらい。口の中に砂の感触がありありと想像される。描写力がすごいと思った。 男よりは女の方に感情移入してしまった。そのせいもあってか、不可思議な生活を送っているにもかかわらず、女からあまり魔性のようなものは感じず。なんとなく人間臭さを感じた。 ラストを読んで感じたのは、人間は選べないことが苦痛なんじゃないかということ。自分で選べることに最後男は心の安寧を見出したのではないだろうか。





たは@taha2025年4月15日読み終わった文体が古いから読むのに時間がかかったが、話の展開には舌を巻かれる本で面白かった。古典的名著をちゃんと読んだという自信もついていいね。 自分だったら脱出するのかなぁ、いやずっと穴の中かも。
くも@n_o2025年3月16日読み終わった2025年3月読了本最初の入りだしはワクワクして読み進めていったが、だんだんとその理不尽さというか不条理さにムカついていってしまった。砂の家から上がろうとする描写がやけにリアルで長いし、読み疲れる感じがする。 よくわからなかったというのが正直な感想で、どうしてこんなに世界各国で評価されているのか少し考えたいと思うが、今はいったんいいかなぁという気もする。

うさみ@usami1900年1月1日かつて読んだ様々な方法を用いて脱走を試みる主人公を手に汗握るような気持ちで見ていた。しかし物語の冒頭で、行方不明になった主人公の捜査が打ち切られていることが明かされていたので、何度も「ひょっとしたら逃走に成功するのでは?」という希望を自ら打ち砕かなければいけなかった。終始、砂のようにまとわりつく不快感と不気味さがあった。
猫流通センター@kn05051900年1月1日読み終わった予想してたストーリーとは大分違っていたが、主人公の心情の変化がわかりやすく、最後には……というところがホラー作品でもないのにとても怖かった。今年舞台化されるらしいので続報を待ちたい。
繁栄はん@han-ei-han1900年1月1日借りてきたかつて読んだ@ 東京都環境が変われば人は変わってしまうのだろうか。 自由とはなんなのだろうか。 今の自由や幸せは本当にかつて望んでいたものだろうか。 そんな気持ちになりました。





















































































































