
opsun
@gomi_atsume
2025年3月27日

読んでる
中井久夫を読んでいる時も思うけれど、平易な文章でありながら、たくさんの皮に覆われたたまねぎの中央にあるたったひとつの細胞を一撃で射抜いてしまうような言葉の正確さと迷いのなさがすごい。
第5章はひとつめのパラグラフからそれが炸裂してる。
「虐待的環境を生きるということは、自分の存在を否定することで、世界の合理性を獲得することなんです。
すごいことです。自分を徹底して否定することで、世の中が説明できる。世の中はそれなりに合理的なんだ、なぜなら自分が悪いから。こういうことです。」

