なぜ人は自分を責めてしまうのか (ちくま新書 1845)

297件の記録
- ぼっけ@bokeh2025年5月24日読み終わった話題になっていたので読んでみました。 パターナリズムな干渉という構図や、自己肯定感という言葉への矮小化に否定的な部分など、共感する事が多々ありました。 外部からは分かりにくい特殊な親子関係の存在、知人にも同様な問題から?家から離れている人がいることを思い出しました。
- はる@tsukiyo_04292025年5月20日読み終わった「すべて自分が悪い」という思考は、虐待的環境で生きるために自分の存在を否定し、合理性を獲得することだ、という言葉に衝撃を受けた。 それと同時に納得した。 何か理不尽なことが起きたとき、自分を徹底して否定してしまえば、説明できるようになる。 世の中は合理的なんだ、間違っていない、なぜなら自分が悪いから、と。 こう思わなければ生きていけない状況になってしまうのは、家庭環境によるものが大きいということも分かった。 本書は、 第1章 母はまだ重い 第2章 共依存を読みとく 第3章 母への罪悪感と自責感 第4章 逆算の育児 第5章 なぜ人は自分を責めてしまうのか の全5章で構成されている。 カウンセリングセミナーの講座の内容を文字にしたもので、話し言葉寄りの文章で書かれている。 もくじを見て気になる箇所がある方は、ぜひ読んでみてほしい。
- 綿@shelf_soya2025年5月7日読み終わった抱えている自責について、これ一冊だけ読んですっきりするような本ではないが、母の日が近づいているこのタイミングでこの本を読めてよかったとは思う。 まず女親に押し付けられている「母性愛」は明治以降に構築された制度であること、その制度、役割が押し付けられている段階で母もまた被害者ではあるけれど、被害者の立場で、より弱いものへ、物理的に手をあげるなどの暴力を振るう暴力ではなく、ケア、世話、愛情という「無敵の価値を利用して行われる支配」という子どもへの暴力をはたらく存在と化す可能性があること、ケアの支配性が発揮されるしくみを知ることができたのが、個人的には一番よかった。 一方で「ぜんぶ自分のせいだ」という自責は容易に反転する、というくだりもSNSを例に取り上げていたが、自分も陥りがちなシチュエーションであるため注意したい。
- akamatie@matie2025年5月6日読み終わった自分を責める癖の根っこには、存在の軽さや生まれてこなければよかったと思ってきた感覚があるんだなと気づいた。 脅迫的なケアという言葉が印象的で、してやってるんだから反抗するなという圧力は支配だったんだなと思ったり。 反転する自責感の話では、正しさを盾にした攻撃性はこれかと納得。自分が傷ついていると、無意識に他人を攻撃してしまう可能性がある。だからこそ、自分の問題はちゃんと自分で引き受けて、解決できるようになりたい。
- るい@Lui110372025年5月2日気になる読み終わった母と娘の関係について書いてあり、母との記憶がよみがえった。 母の愛はいかがわしい。 母は子どもを一番よく分かっているとか、お母さんなら私のことを理解してくれるとか、そんなのは幻想だ。 けっこう、衝撃的な文章が並ぶ。 母は母になった時、強制的に「供給者」となる。 その苦しみを娘にケアしてもらおうとする。 娘は自分のせいで母が苦しいと思い、自責感を抱えて生きる。 今日、母でもあり、娘でもあるわたしは、読み進めるたびに、心が揺さぶられてばかりだった。
- ゆかし@return10302025年5月1日買った読んでるずっと気になっててようやく買って読み始めた。 高校生の頃「毒になる親」を本屋で見つけて買って読んだ程度にはACの自覚ありで、最近chatGPTに自責感情つよすぎると指摘されたので😂なにか自分の救いになるといいなと思う。 ひとまず第一章まで読んだ。 生育歴は自分のことを喋っているようで母のことを喋ってるっていうのにびっくりした。たしかに! 作ってみよう…
- 万年あぶれ人@u_su_al2025年4月30日読み終わった自己肯定感を上げる、まずは自分を愛するといった言葉があふれるなか、他者ありきでしか自分を認め愛することなどできない。自責感も然り。という信田先生の言葉がガツンと響いた。
- いっちー@icchii3172025年4月24日気になる東畑開人さんが書評書いててちょっと気になる https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/reviews/20250324-OYT8T50086/
- 晶子@minimumsho2025年4月20日読み終わった「この世でもっとも悲惨でもっとも残酷な話が、仲間の希望になる」 読んだ。いや、なんかすごい内容だった。打ちのめされることと希望の両側から殴られるような一冊で、特に支配について言及されてる部分に唸ってしまった。
- 晶子@minimumsho2025年4月19日読んでるカウンセリングでも日常でも、避けたいのは、自己完結するということなんです。「自分で自分を癒す」とか「自分で自分を肯定する」なんて、はっきりいうと、これはNGワードなんですけど「くそくらえ」だと思ってるんですよ。
- ひなこ@hnk9272025年4月12日読み終わった@ ON READING自責感情それ自体を深掘りするものかと勝手に想定していたが、母娘の関係から紐解いていく感じだった。実は最も関心を寄せているため、非常に面白かった。でも読みながらしんどいなっていう自分もいて、まだ名残があることに気付く。先生と話したくなった。
- 数奇@suuqi2025年3月28日読み終わった母娘問題、共依存、虐待などの背景から、自責感の正体を読み解く一冊。講演の内容をまとめたものなので話し言葉でわかりやすく、信田先生の毒舌ぶりも随所に見られ、「自己肯定感なんてクソ食らえだ」というような発言も面白い。 親の問題や育児の話が多いので自分とは直接的な関係が薄い内容でもあったが、「すべて自分が悪い」と思うことは世の中の理不尽を合理的に説明する唯一の方法だとか、ハッとさせられる部分も多くて、読んでよかった。
- みずかり@mm_calling2025年3月28日読み終わった母のことを毒親とまでは思ってないけど「重い」「放っておけない」「離れて暮らす母が倒れたら自分の生活は変わってしまう」と、自分の人生から母をいっときも切り離せないという気持ちはある。 母娘問題をベースに自責感を紐解く構成だったけど、私個人としては、「自己責任論」が強まる現代社会の中で「自己肯定感」向上に孤独に取り組む個人たち…という酷な図式が完成した(自己肯定感という言葉を筆者は「激しく忌み嫌っている」)。 「根源的受動性」という言葉にも出合えたのは収穫。この世に生まれたことは自分自身になんの責任もない。子どもは責任ゼロで生まれてくる。そして、主体的に生きるためにはこれを親に承認されることが必要。(ここの帰結がよく分からなかったから、提唱者の芹沢俊介の本も読みたい) それにしても、母親が「常識」として背負わされてる母性神話とか自己犠牲もしんどすぎる。このへんをそのままにして健全な育児を目指しても、母親だけがまた負担増になるのだろうな、、。そして負担が増えると子供に矛先が、という今のサイクルが維持されてしまう。
- 朝@asa_3332025年3月27日読み終わった今読み終わっていちばん強く感じているのは、自分は自責感が強いんだと自覚した驚きだな。強すぎて当たり前すぎて見えてなかったものが、ぺろっと皮がむけて見えたって感じ。あと子どもについての本、まだ読んでいなかったので読もうと思っている。たくさん付箋を貼りたくさん線を引いた。ジャーニーって捉え方、なんかいいなあと思った。こどもは産まれるにあたって何も選んでいない、わたしが勝手に産んだというのって、人に言ってもなかなか伝わんないなって感じだったが名前がついているんだって驚いた。自責感というもの、共依存は支配。
- しらすアイス@shirasu_aisu2025年3月27日読み終わった思ってたノリとは違った(オンライン講義の文字起こし、フランクな口語、話題があちこちに飛ぶ)けど、広く浅くの入門編としては良かった。すぐに読み終わった。
- opsun@gomi_atsume2025年3月27日読み終わったほんとに、ほんとに読む手が止まらなくなるほど面白い本。共依存とは支配であること、ケアする側のもつ権力についても真正面から書かれている。 ふと俯瞰してみると、実家にいるときだけ異常なほど呼吸が浅くなっていたり、体の一部が痙攣したりする。疲れてんな〜と思っていたけど、外に出るとケロッと良くなるので、多分この本の中にあるようにチューっと吸われてたのかも。
- opsun@gomi_atsume2025年3月27日読んでる中井久夫を読んでいる時も思うけれど、平易な文章でありながら、たくさんの皮に覆われたたまねぎの中央にあるたったひとつの細胞を一撃で射抜いてしまうような言葉の正確さと迷いのなさがすごい。 第5章はひとつめのパラグラフからそれが炸裂してる。 「虐待的環境を生きるということは、自分の存在を否定することで、世界の合理性を獲得することなんです。 すごいことです。自分を徹底して否定することで、世の中が説明できる。世の中はそれなりに合理的なんだ、なぜなら自分が悪いから。こういうことです。」
- opsun@gomi_atsume2025年3月27日読んでる日本は「父の不在」という名の父権主義、という一節がぬるりと抵抗なく自分の中に入ってきて、家族の風景にパチッと説明を加える感じ。とても興味深い。 「家族の難しいことからは責任逃れをして、そのくせ自分は被害者ぶった顔をして、なおかつ既得権益は手離さない。」
- opsun@gomi_atsume2025年3月25日読んでる100分de名著のなんの回だったか忘れたけど、司会の阿部みちこさんが息子へ強く干渉したくなってしまう自分がいる話をしたときに、TLが否定的な意見で溢れ返ったのを思い出す。 あの時の社会の拒絶するような反応に対するもやもやをうまく消化出来てなかったんだけど、「自分と区別のない存在(一体である存在)として娘や息子を思うことは、しばしば、ひっくり返ると虐待になるということです。(中略)ケアと暴力は、紙一重です。」を読んでふっと落ちてきた。
- opsun@gomi_atsume2025年3月25日システム家族論の話を読みながら、中井久夫の『家族の深淵』に出る様々な治療記を思い出すなど。 メモ 「実は、今回の主眼はそこにあります。被害を受けた人は、被害を受けっぱなしではいられないということです。」
- すべての本読み読み委員会@nadare2025年3月24日読み終わった明瞭かつ端的なので、必要としている人に「まずここから」と渡してあげられる一冊だと感じる。ただその分書き口は直球な点に留意したい…/ 🪵🌿グループカウンセリング。"乾いた地面が雨を吸い取るように(言葉が)消えていくのが理想""夜の森でキャンプファイヤーをするように"進行するのが良いという部分にハッとする。 あなたが炎のそばで語りたい時、同伴に私を選んでくれたら、それが生まれてきた意味という気もする。
- 本所あさひ@asahi_honjo2025年3月23日読み終わった・きっっっつい。読みながら何度も泣いた。親の立場の人間にはかなりシビアだと思われる内容の数々。でもすごく真っ当な主張だと思った。自分が親にされてきたなと感じて胸がヒリつく事例と、自分が我が子にひょっとしたらそうしてしまうかもしれないと想像して肝が冷える事例が多くあり、決して長くない新書のなかで感情が幾度も乱高下させられた。 ・自責感と罪悪感は似て非なるもの。後者は社会的規範ないし信仰を侵犯した際に覚えるのに対し、後者にはそうした枠組みがない。自分で自分を責める感情。その感情は、文脈のない理不尽な社会の中で最も合理的に自分の存在に納得を持たせることができる。「虐待的環境を生きるということは、自分の存在を否定することで、世界の合理性を獲得することなんですね。すごいことです。自分を徹底して否定することで、世の中が説明できる。世の中はそれなりに合理的なんだ、なぜなら自分が悪いから。」 ・根源的受動性。「言い換えると、「ぜんぶ受身」ということですね。子どもは、何ひとつ選んでない。性別も、名前も、顔も、身長も。生命すら選んでいない。 この根源的受動性というのは、子どもとともに語られないといけない。」「子育てにおいて子どもは、「解決の見通しがない世の中に生まれさせられたんですよ、あなたは」ということを誰かに承認されなきゃいけないんです。 承認するのはだれか。第一は親だと思います。 こういう世の中だけど、私はあなたを産みました。あなたに責任はありません。産んでしまったことを、私はちゃんと認めてますよ。」 ・あなたが生まれてきたことにあなた自身の責任は何ひとつないということを親が承認する。その承認を得ることで初めて、自分の人生は自分のものなのだ、自分の痛みは自分だけのものなのだと思うことができる。それこそが真の愛着形成である。 ・自分の経験が誰かの希望になり得るということ。小説を読むこと、書くこととカウンセリングの親和性。
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年3月22日読み終わった@ 自宅ポッドキャストでも誰しもが加害者になってしまうからケアについて考えていたいという話をしたのだが、運よく素晴らしい現場に出会えたことがきっかけだった。 圧倒的に現場を見続けてこられた方の、まさにこういう本が読みたい、とめちゃくちゃ実感した。
- ゆう@suisuiu2025年3月21日読み終わった面白かった〜 講座をもとにしているから口語的な表現で、信田先生節が気持ち良い。あっそう言っちゃっていいんですね、という感じで元気出る。それが本になっていることが嬉しい。タイトルからはもう少し汎用的な内容をイメージしていたけど、母と娘の関係性についての比重が大きかった。 特に共依存の章を興味深く読んだ。相手を弱体化する支配、交換不能な存在になる支配。そして、その支配の形は、残念ながら今の日本の女性にとって最も適応的な生き方になってしまっているということ(素直で可愛くて面倒見が良くて優しい女性像は共依存につながる)
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年3月20日まだ読んでるカフェ読書近所のカフェで2章分読み進める。思い当たる節や思い出される実家の場面が、たくさんある。 第3章。 “これは私の持論なんですが、最良の第三者は、本来は父であるべきなんです。/[...]家族の難しいことからは責任逃れをして、そのくせ自分は犠牲者ぶった顔をして、なおかつ既得権益は手離さない。こういうやり方が日本の父権主義です。”(133頁) “[...]かわいいかどうかは別にして、赤ちゃんが泣いてると何とかしなきゃと思うのは、母性愛というより、母親の尊厳なんですよ。愛という言葉を使わなくても、十分に私は人は人を大切にできると思う。”(137-138頁) 第4章。 “[...]子どもは親にとって一種の解放区でもあります。[...]/何を言っても何をしても、どんなに叫んでも、許される。このことが虐待につながっていく。/この解放区というのは、自分の延長であることと表裏の関係なんです。[...]この二面性を、やっぱり知っておかないといけない。”(148頁) “[弱者の権力性について]ところが、母の愛は違うんですよ。犠牲者のままでいられる。子どもからしたら、母の不幸というのはすべての不安の種なんですね。お母さんが不幸であることほど、子どもにとって苦しいものはない。だから、自分が自己犠牲を払って不幸でいるかぎり、子どもを味方に引き入れることができるんです。”(159頁) “子ども以外の存在から支えられること。これを考えなきゃいけない。”(172頁)
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年3月20日読み終わったお風呂読書最後の第5章は、まさに本書のタイトルと直接関係する「自責感」について。出だしの「躾」と「規範」の整理の仕方が面白い。 “そこで[地球で]生きていくには、一定の規範を自分に取り込むことが必要です。それを総称して「躾」と言います。/子どもが生まれたそのときから、その養育者は[...]これはやっていいこと、これはやっちゃいけないことというのを、植え付けていく。これが躾です。/この世に適応しなければ、私たちは生きていけないからです。[....]/そう子どもには言えないので、これは間違っていること、これは正しいことというふうにして、教え込んでいく。/そして規範というのは、私たちが世の中で生きていけるようになることによって、正当化される。”(180-181頁) つづく「文脈化」、「究極の合理性」、「根源的受動性」と「愛着」、「正義」の話などもとても大事。あまりに読みやすいかたちで大事なことが提示されているので、何度か読んで自分の中に落とし込んだほうが良い気さえする。 個人的に最もグサッときた箇所のひとつがこちら。 “あともうひとつ。どの教科書にも、虐待されてる子に対して「あなたは悪くない」と言いなさい、と書いてあります。/どうぞ、勝手に言ってください。/そんなことで、どうにもならないと私は思う。むしろ専門家は、この子は悪くないんだと、自分に言い聞かせるべきです。”(205頁)
- すべての本読み読み委員会@nadare2025年3月19日読み始めたなんだかもっと、Readsの記録を増やして生活日記のような存在にしたいのだが許されるだろうか?📚 手持ちがなく、移動本(移動する際に読む本)としてKindleで購入。前から思っているのだが信田さんは結構はっきり話される方だ。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年3月19日まだ読んでるお風呂読書仕事でへろへろだけど2章まで。 信田さんのこういうスタンスは、本当に信頼できる。 “[...]「虐待」は、私は当事者の言葉だと思ってるんですよ。それから、「性暴力」も。両方とも、被害を受ける側に立った言葉だからです。/専門家は、必ずそういう言葉を奪っていきます。いつのまにか[...]医者の言葉になり、警察の言葉になり、司法の言葉になる。/だけど、当事者たちは自分の言葉としてちゃんと持ちつづけているんです。”(64-65頁) そして、こういう部分をちゃんと説得力のあるかたちで書けるのも、本当にすごいと思う。 “[...]私は共依存をあんまり依存だと思っていなくて、どちらかというと「支配」と言ったほうがいいと思っています。/[...]誰も抵抗できないケア、世話、愛情という「無敵の価値を利用して行われる支配」。”(76-77頁) “「被害者権力」というものがあるんじゃないか。そして、弱者になるということは、そのことによって権力性を帯びてしまうということがあるんじゃないか。/これは、なかなか嫌なことです。[...]だけどやっぱりこのことは、私も含めて、十分自覚しなきゃいけない。”(81頁) ケアがもちうる権力性や暴力性は、先日読んだ大嶋さんの新著『傷はそこにある』でも掘り下げられていた。併読するとよさそう。 “大事なことは、依存をさせる人がどういう人か、です。「依存は、依存させる人の問題」なんですよ。”(105頁) いやあ、本当に...。
- nogi@mitsu_read2025年3月19日買った信田さんの本は「タフラブ 絆を手放す生き方」を長いこと積読しているのだけど(なんとなく元気なときでないと読めない気がして)、新書ならばと手に取ってみた
- 散策舎@sansakusha2025年3月18日ちょっと開いた暴力の連鎖をいかに断ち切り、支配の隘路からいかに脱するか。信田さんの集大成的な一冊の予感。 この本では母と娘の関係から自責へと内側へ話が進むが、『家族と国家は共謀する(角川新書)』では人をそうさせる構造が外側にあることも指摘される。ぜひ併せて読んでみて下さい。
- 🍂@awasedashi2025年3月17日読み終わったたいしたトラブルはないけど、やっぱり母親のこと考えると暗澹たる気持ちになるもんだ。 依存させることは支配、みたいな話が印象に残った。依存されてる人に見える凄みってそれか。
- うたたねこ@ne9o2025年3月16日買った読み始めた読み終わった今まで私の中に染み付いていた「自責の念に駆られるのは"親の愛情"を受け取れない自分が悪いから」という呪いのような思いを、わかりやすい説明と寄り添う言葉によって根っこから剥がしてもらったような感覚があって、特に最終章を読みながら自然と涙が出てしまった。今必死に自分を取り戻そうとしてもがいている日々が、「ジャーニー」であり、また同じような苦しみを抱えた人たちの希望にもなり得る、という言葉もとても励みになる。
- 数奇@suuqi2025年3月15日読んでる「自分を肯定する」とか「自分を許す」とかはくそくらえだ、という言葉が出てきてびっくりした。それは自己完結でしかなくて、自分ひとりで自分を肯定することはできない。他者との関係の中で結果的に自分を肯定ができるのだと書かれていて、ハッとさせられた。
- kiyotakao@kiyotakao2025年3月15日読み終わった母娘の関係性で生じる問題にフォーカスしていて、母でも娘でもない僕は、少し客観的に読めた。これは非常に面白いが、母や娘である人に、この本をどうやったらうまくおすすめできるのか、悩ましい。 『自責感は、自分を責めてしまう感覚を指しています。そこには、規範にそむいたからといった理由は存在しません。 自分を責めるとは、自分にすべて責任があるという感覚で、裏返せば「みんな自分のせい」という、非合理的万能感にも通じるものです。』
- スヌーズは神@mo_rechu2025年3月10日読んでる金銭の面倒を見てもらい、食の面倒を見てもらい、住処の面倒を見てもらい、親子間の面倒を見てもらった。そういう、非常に援助してもらった人から、無理矢理、跡を濁しまくって、逃げたことがある。 「ああ、あのときのどうしようもない鬱屈と苦しみはこういうことだったんだ」 あんなにも世話になった人に対してという自責と、自分を守るためにはあれしかなかったという本音の中でどうしようもなく呻いている中に、少しだけ光が差した感じがする。 何度も繰り返し読んでみようと思う。
- ゆう@suisuiu2025年3月6日気になる買ったちくまwebでも見られる「あとがき」もかっこいい 「〜不平等で理不尽な関係を生きてきたクライエントへの敬意と驚嘆が私の基本となっている。そこに「どうしてそんなことができたのか」という関心が加わることで、かろうじてその人たちの言葉を聞く資格があるように思える。 自己肯定感も、自分を好きになることも、そして「心」も、結果として生まれるものではないか。 そのために必要なのは、他者である。自分を助けようとする他者だけではない。自分に似た経験をした他者、類似した他者の存在こそ必要なのではないか。」