イシイルカ "本読むふたり" 1900年1月1日

本読むふたり
村上春樹をきっかけに、本を読むことの喜びや楽しみを知り、ネット、というかツイッターの読書垢で知り合った本好きの彼女との淡い恋、なんとも若々しい、むず痒いほどの青春ラブストーリー。 当時のハルキブームというか、毎度ノーベル文学賞がどうとか、新刊書店が悪ふざけして本を山積みするタワーを作ったりするのを、本好きの元書店員としては苦々しく見ていた。 この手の恋物語のご多分にもれず、やはり結末は悲恋なのだけれど、当時のベストセラーや文学賞受賞作、本屋大賞や、話題になった本がたくさん登場して来てそれは本好きとしては懐かしかったなあ。 まあそれよりも、読んでいて感じたのは、この世の中には傍で本を読んでいる人間を見ると、何故か劣等感を刺激されたり、バカにされてる、見下されてると勝手に思ってしまう層が、ある一定数確かに存在するらしいということだ。 全くもってその感覚はわからないし、何故にそのような話になるのか不気味で迷惑でしかないのだけれど、この世の中は静かに本を読んでることすら難しいのだ。辛い。
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