菜穂 "カフェーの帰り道" 2026年7月4日

菜穂
菜穂
@mblaq_0825
2026年7月4日
カフェーの帰り道
Audible十一作目は、嶋津輝さんの『カフェーの帰り道』を拝聴しました。舞台は大正から昭和初期の東京・上野。「カフェー 西行」で働く女給たちを描いた連作短篇集です。 華やかな時代の空気から始まり、物語が進むにつれて戦争の影が静かに忍び寄ります。 人物ごとに視点が変わることで、それまで見えなかった背景が浮かび上がる構成は、連作短篇ならではの魅力でした。 特に「出戻りせい」の物語が印象的で、戦争の残酷さと一人の女性の切ない人生に胸を打たれました。接客業に誇りを持って働く女性たちの姿も心に残り、読後は「カフェー 西行」に関わる人たちの幸せを願わずにはいられない一冊でした。
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