
長山
@Naga_book
2026年7月8日

イン・ザ・メガチャーチ
Audible Studios,
大森ゆき,
岩崎了,
朝井リョウ
オーディオブックで聴いた
モヤモヤする~!オチの、最後の反応を見せてくれ!!
他の作品だと、こういう想像の余地がある終わり方は好きなんですが、この本は全体的に加速しないというか、朝井リョウらしいというか。
三者の視点を経由しつつ、社会や時間が進んでいく。それぞれの立場から“推し文化”やファンダムについて触れていく話。
序盤はすごく登場人物に共感できる。わかるわかると赤べこのようにうなずいてしまう。これが中盤になると途端に様変わりして、「何言ってたんだこいつ……」感がすごい。その中でもまだ共感はあるのだけれど、それ以上に陰謀論とかMBTIのくだりがきつい。
推し文化もMBTIも興味がなく、関わりがない自分にとっては本当に理解ができない文化で、そこに「メガチャーチマーケティング」の理論まで聞かされたら、経済政策の闇を感じてしまう。
そして終盤。それぞれの視点が止まらないところまで来てからの、決壊。久保田の孤独感を感じるシーンが本当にきつい。
このモヤモヤ感は、すべてを通しても何も得るものがなかったからかもしれない。
オーディブルだと、陰謀論とかMBTIの読み飛ばしてもいいようなところまで強制的に聞かされる。ながら聞きしているので飛ばせない。そこが、この本の良さを消してしまったのかもしれない。
