もぐもぐ羊 "陽の光が消えた町で" 2026年7月8日

陽の光が消えた町で
陽の光が消えた町で
ナオミ・クリッツァー,
桐谷知未
好きなタイプのSFだった。 解説に「ケン・リュウやキム・チョヨプのようなSFファン以外にも読んでもらえる小説」とあって、確かに!と思った。 チョン・セランの書くSFを思い出した。 SF(少し不思議)みたいな、ユーモアがありつつ少し不思議な世界観。 ミステリアスな「怪物」もよかったし、猫の写真をアップしてくれる人に親切にするAIが主人公の「報酬は猫の写真で」は猫の魅力にはAIも虜になっちゃうのか〜などと思ったり。 一番好きなのは「海を見渡す四姉妹」で、夫の仕事の都合で海辺の街に引っ越してきた家族の話。 データを失って研究を諦めた矢先に妊娠して子育てをしていた妻がその海辺で以前研究していたアザラシと再会するところからはじまるのがよかった。 夫の長年の裏切りはその性格も含め腹が立ったし、その街で語り継がれる伝説と物語がリンクしていくのもよかった。
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