あらい "熟柿 (角川書店単行本)" 2026年7月9日

あらい
あらい
@yuuuuu4190
2026年7月9日
熟柿 (角川書店単行本)
読み終えて、「熟」という漢字の語源を調べみた。 食べ物を持って煮て人をもてなす意味の造形と炎のよく煮込む造形から成り立った、とのこと。 熟を使う慣用句として「機は熟す」とあるが、時期はなく機会なんだなとも思った。 あとは柿の実り方も調べみた。 そもそも渋柿か甘柿かで選別されて、実がなるまででも形や育ち方で選別されて、しかも収穫されるまで病気にならず落ちないように育たないと売れないらしい。(どの野菜も果物も近しいことが言えるとは思いつつ。) この物語で書かれた人物は、果たして売られてる実のような真っ直ぐ育った人生があったのだろうか。 誰しも「言えない真実」を抱えていたのではないか。まさに真の実。色んな苦渋を抱えて人は、正しくも誤りながら熟すのかな。 何より機が熟す瞬間というのは誰もわからない。 だからきっとそのチャンスが来ると気長に待ちながら、「今だ!」みたいな感情に出会ったらそれを大切にしたい。 この物語のラスト数ページのように。
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