
きのこやろう
@kinoco_books
2026年7月9日
ほんとうのことを書く練習
土門蘭
読み終わった
不思議な本だなと感じたのは、きっと、ジャンルという先入観をもって読み始めたからだと思います。著者の倫理観や経験、心情が多分に入っていて、エッセイでもビジネス書でもない読後感。これぞ、著者が「書く」において大事にしていることが専門性ではなく「ほんとうのこと」だという証なのかなと感じました。わたしにとって、伝えることに迷ったり、困ったりした時に頼りたい1冊です。書くことが好きでありながら、どこか苦痛だった。そんな、わたしの中にある感情の正体は、この本を読み進めるうち気がついた「わたしのほんとうのことを知りたい」という欲望によって謎が解けた気がしています。そして、幼少期にカニについて詩を書いたことを突然思い出しました。いまになって、あの時、わたしの詩をみた母へ、わたしは「ほんとう」はどう感じていたのか、「ほんとうのことを書く練習」の題材にしようと思っています。
