
雨
@ametrine
2026年7月10日
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記
小野不由美
読み終わった
動き出した!確実に、点と点が繋がりはじめた…!
国を想う人々が目の前にある自分にできることを精一杯やった結果だ。一人一人の力は微細でも、その働きがどこかで誰かを助け、大きな何かにつながっていく。「我々は微力だが、決して無力ではない」という言葉のまさにそれを見ている気持ちになった。
「送ったほうも、受け取ったほうも、それを知らない。」
この一文があまりにも粋。
阿選の心のうちが描かれて、やっぱり許せないし阿選お前〜〜〜〜〜〜!!!という気持ちではあるんだけど、彼の苦しみも理解できて、自分自身でその地獄を作り出してしまったことを気の毒に思う。
たぶん彼はすごく人間味があって、私たちに近い。
だけど、──だからこそ、天は王の位を授けなかったんだと思う。皮肉だね。
今まで見てきた国を治める王たちは人間離れした思考回路で、良くも悪くも異質だった。阿選に人間味を感じるということは、イコール王ではないことの証明なのかもしれない。
そういう意味では琅燦がいまだに計り知れなくて怖いし不気味だ。さて次は最後の巻。どうなる…!?

