DN/HP "44 小田イ輔怪異聞集" 2026年7月11日

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2026年7月11日
44 小田イ輔怪異聞集
「報告」という一話は保育園から大学まで同じで20何年殆ど一緒にいた「家族」とも呼べるような親友がいたけれど、疎遠になってしまってそこからまた20年、バイパスで踊って飛び跳ねている彼にしか見えない親友を目撃する、という話で。 その疎遠の理由というのは、結婚して子供が出来たことで気持ち、価値観が変わり「身一つでふらふらしてるやつとは見える世界が違ってきちゃうんだよ」ということで、まあ、それはそれで良いんだけど、その自分の結婚して子供を育ててという人生、世界だけが「まとも」で、それ以外「身一つでふらふらしてる」とみなした人たちの生き方は「まともでは」なくて、確認することもせずに「間違いなくまともな死に方」していないし怪異になってもおかしくない、と思い込み言い切ってしまう、その体験者の思考がめちゃくちゃ怖かったし、なるほど怪異というのはそうやって自分と生き方の違う人たちを、「まともではない」自分とは違う「世界」を生きている、とみなすことで生まれるものでもあるのか、と思ったりもした。
44 小田イ輔怪異聞集
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