
うどん
@ezm4sy
2026年7月11日
新装版 七回死んだ男
西澤保彦
読み終わった
特殊設定ミステリの先駆け的存在(と認識している)。探偵の一人称視点というのも難しいはずだが、違和感を1つずつ回収して結末も鮮やかで、文体とは裏腹に「丁寧」という印象を受けた。
逆に言えば多少の物足りなさはあるかな。ただループする訳ではなく、体質だったおかげで生じる1周ずれの勘違いがあるというのは確かに面白い。とはいえ「七回死ぬ男」が死に際のじいさんかよ、そして結局事故なのかよ、というところで肩透かし感が否めないんだよな。というか主人公が死を回避するために犯人を見つけようとするけど毎回犯人に殺されてしまう、という話かとずっと思っていたので…。まあそれは僕が悪いか。