

うどん
@ezm4sy
“読んでる”は10冊まで(自戒)
- 2026年5月26日
- 2026年5月22日
ダーウィンは進化をどう考えたのか長谷川眞理子読み終わったダーウィンの一生を追いかけつつ、彼の研究や思想に影響を与えた人、彼の研究や思想が影響を与えた人を深掘り、内と外からチャールズ・ダーウィンという人物を描き出す一冊。社会進化論から科学と思想・規範との関係を技術する最後の章は面白いだけにやや駆け足で物足りない感がある。長谷川先生の学生時代の思い出から思想まで、半分エッセイとしての楽しみ方もできる。 - 2026年5月19日
入門 男らしさの歴史弓削尚子読み終わった - 2026年5月17日
- 2026年5月17日
ロマンス柳広司読み終わった - 2026年5月13日
鳥は飛びながら眠る渡辺佑基読み終わった - 2026年5月6日
烏衣の華 4春野薫久,白川紺子読み終わったメインストーリーはそこまで進展しなかったが、長編の内容はシリーズで一番面白かったんじゃないか。何が起こっているのか、誰が何を企んでいるのか、最後まで分からなくて結末までかなりエキサイティングだった。 - 2026年5月3日
倫敦スコーンの謎米澤穂信読み終わった待ちに待った小市民シリーズ新刊。最高ですね。スイーツと日常の謎。惜しむらくは短編だとなかなか小佐内さんの小佐内さんらしさの出番がない(?)ことか。 表題、これか…?ってのはちょっとあるけど。まあでも一番のお気に入りは?と言われると、倫敦スコーンになるかもなぁ。 - 2026年4月24日
歌われなかった海賊へ逢坂冬馬読み終わった重厚な戦争小説であると同時にポップなキャラクター小説であるという点で『同志少女よ』と同じ構造。フェミニズム色が薄い代わりに、ナチ政権下ドイツという最も語り辛くと語るべき点の多い舞台で展開されるゆえ、同じだけの価値を持つと感じる。 ある種青臭さを持った主人公たちと、分別があり、素朴であり、愚かであり、善人であり、同時に卑怯で狡猾で許されざる悪人である市井の人々と。己と地続きなのはどちらかと考える。物語の構造上、あるいは歴史の構造上の都合で英雄として現れた連合国軍に、少しでも英雄性を感じはしなかったか。 翻って、ストーリーテリングの観点で言えば、入れ子構造にした意味が終章でひたひたと分かり始め、最後の一文では世界が揺さぶられたな。手記が始まる前の二十数ページに実は大きな意味があったことが分かること、手記が終わった後の十数ページがもっと大きな意味とメッセージを持つこと、小説の構造としては『同志少女』より明確に優れていると思う。 - 2026年4月19日
- 2026年4月19日
- 2026年4月16日
盗む鳥、死の犬沖田瑞穂読み終わった想像していたより骨太でなかったのが残念といえば残念だが、裏返せば読みやすいということだ。インドなどの神話の概要は、どれだけ噛み砕いた説明をされても難しいので(カタカナ読みの登場キャラが無限に登場する不条理小説の粗筋を聞かされている感じ)、地の文というか解説自体がかなり軽いのは助かった。一方でやはりかなり説明を端折っているのではと感じることが多く、この事例からこの結論がすぐ出るか…?と思わされる記述が結構あった。伝えたいメッセージは明確で分かりやすく、神話における動物の役割が、地域を横断して共通しているのは興味深い。これは本当に共通していると言っていいのか、となる箇所があったり、全体として都合の良い例を恣意的にピックアップしているのでは、と思ったりもしたが、ここはアカデミックな文章から大衆向けにするために削ぎ落とされたんじゃないかと予想。たぶんね。 - 2026年4月13日
5A73詠坂雄二読み終わったこれは…申し訳ないけど凡作だなぁ。Not for meとかではなく、 うへ単なる凡作ではないかと。 まず、表紙から想像されるより事件の引きが弱いのが残念だった。同じ文字のタトゥーシールをあしらった自殺死体が続く、というのはいいが、他殺の可能性が最初からほぼ否定されている訳だから。それはそれで関連性や謎の男の存在が気になってはくる訳だが、これを説明しようとすると余程度肝を抜かれるトリックか、上質なホラーミステリへの遷移が必要だろう。結果として後者を狙っていふのだろうが、ホラーとしての下味があまりに不十分だった。ハンドルの切り方としていささか強引ではないのか…?そして、事件の導入から終盤のホラーまでを繋ぐのは基本的に文字の解釈のみ。取ってつけられたように用意されたどこかで見たことのある「別室」の二人も、キャラクターとしては特に掘られることもなく、自殺者たちの語りにより人間ドラマも薄く、只管文字の解釈に紙幅を割くばかり。はじめから意味が本質的に「ない」文字に対してそんなことをされても、ね。文字の解釈を追うことによって何に辿り着くのか、が最後まで明確でなかったし。 オチは悪くないけどそれまでの低評価を覆すには至らず。 - 2026年4月4日
10月はたそがれの国【新訳版】レイ・ブラッドベリ,中村融読み終わったブラッドベリの短編集。SFかと思いきやだいぶ幻想・怪奇小説が多め。 いくつか全然意味がわからないのがあったけど、概ね面白く、しかも新鮮に感じるものすらあり、流石の実力だなと思わされる。 ●こびと 何じゃこれ。面食らったが、まあこういう物語として読むと結構面白いか。 ●つぎの番 難解だな…。というか終わり方なに。単純に面白くないだけかもしれん。 ●アンリ・マチスのポーカー・チップの目 何これ。理解する文脈を有しない己の責か。 ●骨 骨に纏わる強迫観念に囚われた男。狂気を描くときの筆のノり方はなかなかだなと。 ●瓶 瓶には全てが入っていた、と。「だれもが見たいものを見ているのだ。」陳腐なメッセージではあるけど悪くなかった。 ●みずうみ 傑作、か?つまらなかったよ正直。 ●使者 悪くない。これオチは少年も死んだというパターン?シチュエーションとしてはホラーでも犬のおかげでほっこり感が出てていいね。 ●熱気のうちで 暑さに当てられた狂気。33℃でヒイヒイいうな。 ●小さな暗殺者 凄いなこれは。狂気的だし、同時にある意味的を射ている部分があるんだろうな。 ●群集 また狂気、と思いきや真っ直ぐホラーだ。これめちゃくちゃ面白い。今までで一番。 ●びっくり箱 これはうーんって感じ。途中から流し読みしちゃった。 ●大鎌 面白い!バカみたいにデカい小麦畑で大鎌を振るう男の姿って、なんとなくアメリカン民俗ホラーという感じがする。実際のところは知らないけど。 ●アイナーおじさん これなんか妙にハートフルで怖い。嫌な予感しかしないなーと思いながらページを捲ったらまさかの展開だった、逆に。え、ほんとに? ●風 このテイストはだいぶ見覚えはあるんだけど面白い。ブラッドベリ、自然の脅威の中に何かを見出す話が好きすぎるか。 ●二階の下宿人 まあまあ。UMA、怪物的なナニモノかへのアプローチとしては割と目新しくて面白いかもだが文章が入って来なかった。 ●ある老女の話 やりたいことは分かるがあんまり文章がよくない気がする、特に前半が分かりにくい。まあ古典と翻訳のダブルパンチだしこんなもんか。 ●下水道 最初は微妙かと思ったけどこれ面白いかも。斜め読みが逆に正解だったかも? ●集会 これは何というか全然面白くないな。というかよくわからない。 ●ダドリー・ストーンのすてきな死 これも何。 - 2026年4月2日
結婚の社会学阪井裕一郎読み終わった『人はなぜ〜』とだいぶ重なる部分はありつつも、日本の話が多め・夫婦別姓や同性婚などに踏み込む内容・様々な角度からの意見を並べつつ著者自身の考えも述べる、といった点が良かった。ここ読みやすさとしてはこちらを先に読むべきか。 - 2026年3月18日
スミルノ博士の日記ドゥーセ,宇野利泰読み終わった - 2026年3月12日
横浜駅SF柞刈湯葉,田中達之読み終わった横浜駅ユーザーとしては読まねばならぬ一冊。100年以上常に工事をしている「日本のサグラダファミリア」横浜駅が自己増殖を始め本州のほぼ全域を覆った世界、発想ネタ元がTwitterユーモアすぎるがそこは流石の柞刈湯葉、良質なSFに仕上げてくれている。主人公がどっちかというと受け身なのもあって前半の展開にはいまいちノっていけない感じがあった。世界観の面白さで退屈はしなかったけども。その代わり後半はメキメキ面白くなっていった。個人的にはトシルをもっと早く、そしてもっと多めに出番を与えてもいいんじゃないかとは思った。 - 2026年3月10日
ユートロニカのこちら側小川哲,小川哲(使用不可)読み終わったある種教科書的なディストピアSFで、ユートピア或いはディストピアの内側と外側の人間を描くことで世界観の輪郭を描くテクニック含めて真っ直ぐ面白かった。ただ連作短編としてはどうなのという感想も出てくる。半端に罫線を引かず外枠だけに留めてほしかった気持ち。でもまあこれは我儘が過ぎるか。 - 2026年3月7日
死の貝小林照幸読み終わった高校生くらいの時に読み漁った、所謂Wikipedia文学の中でも有名な「地方病」の元ネタ。寄生虫博物館で売っててようやく手に入れた。日本各地にぽつぽつと点在していた風土病と思わしき奇病が同じものだと分かり、全国の医師たちが原因を、次いで中間宿主を、究明していく様を臨場感溢れる筆致で描いた、評判通りの傑作。 - 2026年3月5日
世界の終わりの最後の殺人スチュアート・タートン,三角和代読み終わった
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