いちのべ "不思議を売る男" 2026年7月11日

いちのべ
いちのべ
@ichinobe3
2026年7月11日
不思議を売る男
不思議を売る男
ジェラルディン・マコーリアン,
Geraldine McCaughrean,
佐竹美保,
金原瑞人
読了。イギリスの過去のある時代を描いた話もあれば、推理小説めいた話、怪奇小説めいた話、寓話、詩など色んなジャンル、幸せな結末もほろ苦いオチも、色んな味わいの物語が詰め込まれていて。この本自体が、古道具屋でお宝探しをするようなワクワク感を与えてくれる。 含蓄に富んだ話や、情愛を感じる話などもある中で、高らかに荒唐無稽な情景をうたった(そして何より食べ物がおいしそうな)『テーブル』が自分はいちばん好きだな!と全話読んであらためて。 『木彫りのチェスト』における人間の愚かしさとままならなさも好みで。この話もそうだし、全体的に、児童文学だからといって世界を単純化しすぎない描き方が好ましかったなあとしみじみ。 読み終わって原題が『A PACK OF LIES』だと気づいた。めちゃくちゃ素敵な邦題だ。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved