
本棚
@ann-zzz
2026年7月11日
読み終わった
借りてきた
僕たちは、「強くなろう」とせずにいることがとても難しい時代を生きている
と、本当にそう思う。
著者は優秀なビジネスパーソンであろうとして激務の末に鬱病になった。わたしは4年前に産後うつになった。同じ経験ではないけど共通項はそれなりにあるのかもと思って、それは「置いていかれることへの不安や焦り」だったり「こんなことを思っちゃう自分がダメなんだ」「みんな頑張ってるのにこれくらいで苦しいなんて甘え」と自分を責める思考に陥ってたこと。
未来のために現在を手段化すること、市場価値を高めることを意識して行動すること、そういうことから強制的に剥がされて、でも内面化されてしまっているから子どもに向き合う育休期間が生産性がないものに思えてしまっていた。我ながらこわい思考回路だし、わたしはたいしたキャリアもないのにこんなふうに考えていたのがさらにしんどい。
経済的なものにばかり価値を付けすぎている。
金に換算できないものには価値がないと言わんばかりのこの世の中で、しばし立ち止まる隙も与えられず、立ち止まっても不安や焦りが付きまとうなんて最悪。AIの利活用とか、リモートで仕事ができるとか、情報通信技術の発達は人間を楽にするどころか、仕事の状況はモニタリングされデータ化されている。最悪。
距離を取りたい。
人間として生まれてきて、それも数多の偶然性のうえに生まれていまのこの自分になったのに、経済の理屈に丸め込まれて大切なものを見失いたくない。