
ぽかり
@popopocari
2026年7月11日
アンチ・グッドモーニング
八木詠美
読み終わった
眠れない時、周りの気配に敏感になる感覚がすごくわかると頷いてしまった
寝返りを打ちながら少しでも冷たい場所を探してしまうこと。静まり返った夜に響く近隣の生活音から、「ああ、もうこんな時間か」と時計を見ずとも察してしまうこと。そして、刻一刻と減っていく睡眠時間に焦れば焦るほど、目が冴えていくこと。
私自身、何度も経験したことのあるあの孤独が助長する感覚が、一つ一つ言語化されていくことに、新鮮さを覚えました
想像しているよりも、色んな気配に敏感になっているみたい
一方で、この物語の絶妙なユーモアに思わず笑ってしまった部分もあります
主人公が「通信料の補助もなく、私用スマホに仕事用アプリを強制するのは違法ではないか」と悶々とする場面
実は私自身、これと全く同じ疑問を抱いたことがありました。思い返せばそれは、大体体調が悪くて心に余裕がないときに湧き上がってくる、完全な八つ当たり
気になるくせに結局は調べもしないまま何年も経ってしまうという怠惰な共通点まで見つけてしまい、私は一気にこの物語の虜になりました

