

ぽかり
@popopocari
1週間に一冊小説を熟読する
心動かされたことを頑張って言語化する
恋愛映画は苦手だけど、恋愛小説は好きなのかも
と思いはじめた今日この頃
- 2026年5月26日
読み終わった久々の自己啓発本 自己管理が苦手なので、定期的にこういう本を読んでモチベーションを上げるようにしている。 今回得た気づきをもとに、まずは小さいことから始めて、しっかり記録に残していこうと思う。 実はたまたま先週から日記を書き始めたから継続していきたい あと、「やりたいこと」について考えてみたけれど、仕事としてやりたいことはこれといって無い。でも、生きている中でやってみたいことなら、たくさんある。 そして、自分はきっと研究型で、芸術型。 だからこそ今の最大の楽しみは、「加害の解釈」について深めることだったりする。完全に千早茜さんの『香り』シリーズに引っ張られているけれど、そういう思考の深掘りが楽しくて仕方がない。 これからは、新しいジャンルの本も月に1冊は読むようにしよう。 小さくても新しい一歩を、何より自分を信頼するために、ひとつずつ積み重ねていきたい。 - 2026年5月23日
赤い月の香り千早茜読み終わった小川朔の時間が進んだ感じがしてとてもとても良い。 彼が感じる匂いを、文字を通じて確かにこちらまで感じることができた 文章から漂うのは、満の過敏な反応、怒り、そしてそこに滲む諦念 前作で一香に出会う前の彼なら、きっと満を自分のテリトリーに迎え入れようとはしなかったはずだ 『透明な夜の香り』の終盤、小川朔は自分の意志で他者に興味を持ち、意図的に一香を傷つけた。あれは彼なりの「執着による加害」だったのだと思う。 その経験があったからこそ、同じ施設で育った満の存在が思い出されたかな。そうして、知的好奇心から、「正しい執着」を知るために満を雇った彼の行動力には驚かされた。 これまで描かれていた小川朔のペルソナとは一見一致しないようなその行動に、彼が「無機物から有機物へと変容した」ような感覚を覚える。人間らしさ、すなわち情緒が育ってきている。 機械的だった印象の彼に、ちゃんと血が通っていく。知らないものを知りたいという欲求を抱き、最後には自分なりの答えを出す。 彼が出した答えが「赦し」か。 聖書で使われているようなイメージがあって、これを「愛」の一言でまとめるのは野暮だけれど、今はまだ他の言葉を持ち得ない。でも、きっとそういう毛色の解釈なのだろう。最高だ。 一香や満の目を通して、彼の少しの過去と現在を追想させてもらった。何より、小川朔というひとりの人間の、著しい成長を強く感じている。 - 2026年5月23日
こども六法 第2版伊藤ハムスター,山崎聡一郎読み終わった法律に明るくない初心者に、全力でおすすめしたい 堅苦しいイメージのある法律の世界だけれど、子ども向けに噛み砕いて書かれているからこそ、とにかく大変わかりやすい。 イラストもたくさん添えられていて、視覚的にイメージしやすいのが本当に助かる。 実はこの本、知り合いと一緒に 買いに行ったのだけれど、その時に「『こども』向けだけど本当にいいの?」と仕切りに心配されてしまった。 ……お恥ずかしながら、こども向けで大正解でした あんなに心配してくれた知り合いには、明日仕事で会う際「こども向けが最高だったよ!」と胸を張って報告しようと思います - 2026年5月22日
すきなひと桜庭一樹読み終わった「恋の絵本」シリーズ 私がはじめに想像していたような、いわゆる「恋人同士の甘い恋」のお話ではなかった。 これは恋模様を描いたものではなく、恋をしたことによる「自分自身の変化」や「自分と向き合う時間の経過」を描いた絵本なのだろう。 作中に出てくる「100億年」という、気の遠くなるような時間。 本当にそれだけの時が流れたのか、それとも「わたし」が「もうひとりのわたし」を追いかけ、好きな人を待ち続ける心の長さが100億年だったのか。 私は、後者だと思った。 好きな人を待つ時間というのは、何よりも幸せで、愛おしさが募るイベントだ。 100億年待つ間に、あさ、よる、なつ、ふゆ……と、たくさんの景色が浮かび上がる。四六時中、好きな人のことで頭がいっぱいになる。 これは、好きな人に想いを馳せた夜の、あのもどかしくも愛おしい時間を描いた描写なのかもしれない。 個人的に一番好きなのは、「わたし」が「もうひとりのわたし」を追いかけて行ったあとの、あの見開きページ。探す過程が散りばめられていてめちゃくちゃかわいいので、ぜひめくって確かめてみてほしい。 - 2026年5月22日
法律がわかる! 桃太郎こども裁判中川由賀,堀川直子,岩貞るみこ読み終わった新しい視点だな、と唸らされた。 昔話はキャッチーなイラストがついていることが多いから、どうしても「愛らしい物語」として記憶に幕を下ろしがちだ。 けれど、言葉を一つひとつ噛み砕いて並べ直してみると、そこには目を覆いたくなるような残虐な行為が蔓延っていることに気づかされる。 作中では六法をはじめとした法律が都度登場するため、大人が読む「ケーススタディ」としても非常によくできている。 子どもの本と侮るなかれ、大人こそ勉強になる一冊だ。 法律には詳しくない私だけれど、「『致死』と『致傷』って、そういう違いがあるのか」と、いちいち腑に落としながら新鮮な気持ちで読んでいた。 類似書である『昔話法廷』シリーズも読みたくなった。 - 2026年5月22日
もっと こどもかいぎ北村裕花読み終わったちゃんと脱線しないように取りまとめできる幼稚園生すごいなっておもった 北村さんの絵本すきで、前のお話もふと思い出すたび読み返してる 「おこられたとき、どうしたらいいか」という議題で、今回は「いいたいことがあるときどうしたらいいか」という議題 みんな重い思いの方法を伝えてくれて、アイデア沢山。 議長もしっかりしてる、建設的な会議 - 2026年5月21日
かくれた「強み」をみつけよう。三石原士読み終わった「新たな関係は〈意図的〉につくらなければならない」p133 この言葉を見つけて、ぐうの音も出なかった。 前職で大きな挫折感を味わったとき、まさに原因はこれだったのだと気づかされたから。 人見知りで、何を話せばいいかもわからない。日々「仕事に行きたくない」と泣いていた当時の私は、誰かと関係性を築くことよりも、目の前の仕事を覚えることに必死だった。 おまけに家庭の事情でテレワークだったこともあり、職場になかなか馴染めない。「誰に相談すればいいのだろう」と悩み続けた結果、最終的には退職を選んだ。 会社の人とはそこそこの距離感でいられたはずなのに、なぜあの時はできなかったのか。 それはやっぱり、関係性を「意図的に」作る努力から、どこか逃げていたからかもしれない。 でも、この言葉に出会えたからこそ、次は少し違う行動を起こせそうな気がしている。 まずは会社という枠を離れて、ボランティアや何か新しいコミュニティに属してみようかな。 自分の「強み」の活かし方は、これから見つければいい。 - 2026年5月21日
治安維持法一〇〇年歴史教育者協議,荻野富士夫読み終わった目次を見て気になるところだけをピックアップして読んだ。 手に取る時に「治安維持法」の記述を見て、なぜかソクラテスの死因を思い出す。 言葉としては、知っていた。 意味も、やんわりとだけれど理解していたつもりだった。 けれど、ここまで恣意的に運用されていたものだとは、知らなかった。 「歴史に明るくないから」と言い訳を並べて逃げていたけれど、ちゃんと勉強しようと思う。 これはきっと、「知らなかった」では済まされないことだと思うから。 - 2026年5月20日
教科書の名作で哲学する小川仁志読み終わった10作品も取り上げられているのに知っているのは半数以下だった。 あるいは、私がただ覚えていないだけなのかもしれない。 本作で「サバイバーズ・ギルト」という言葉を初めて知った。 そこで語られている心理そのものは知っていたけれど、まさか名前がついているとは思わなかった。知らないだけで、世界には大概のものに名前があるのかもしれない。 もし自分だけが生き延びてしまったら、勝手に罪滅ぼしをしてしまいそうになる。その感覚は、痛いほど理解できてしまう。 そして、たとえ相手が許してくれたとしても、きっとその贖罪は止まらない。 そもそも故人に「許す」も「許さない」も無い ただの自己満足にすぎないのだから。 贖罪が終わるのは、他でもない「自分自身との和解」ができた時だけ。 他責にできたらどれほど幸せなんだろう、と思わざるを得なかった。 「もしも」や「たられば」なんて存在しないとわかっていても、自己中心的に誰かを助けようとする。 あまりにも心当たりがありすぎて、言葉として輪郭を与えられると、受けるダメージが大きかった。 この本をきっかけに、色々と深く考え込んでしまっている。 - 2026年5月19日
- 2026年5月18日
透明な夜の香り千早茜読み終わった改めてじっくりと、この世界に浸った。 読了後の残り香がこれほど透き通っている小説は、きっとここでしか味わえない。 物語の結びは、淀んだ空気が晴れやかなものへと変わることを、信じて疑えないものだった。 樹海のように暗く湿り気が漂う作中で、なぜかずっと、澄んだ香りが鼻腔をくすぐっていた。 終盤、それまで漂っていた湿度が霧散し、すりガラス越しだった現実が、透明度の高いガラスへと切り替わるような感覚を覚える。 不器用だった二人も、ようやく地に足をつけられたんじゃないだろうか。 これからの彼らの人生が、少しでも明るい色彩で満たされるといいな、と勝手ながら願ってしまう。 巻末の小川洋子さんによる解説も素敵だった。 違う視点から物語を紐解く解説に触れたことで、次に再読するときの楽しみがまた一つ増えた。 さて、次はいよいよ『赤い月の香り』に手を伸ばそうと思う。 - 2026年5月15日
恋愛の国のアリス嶽本野ばら読み終わった恋している人間の解像度があまりにも高すぎる、ある種の「哲学書」のような一冊。 「頭で分かっていても止められない」「さっき言ったことと真逆のことを言ってしまう」恋愛中心ゆえに生じる矛盾は、誰にでも起こりうるもの。 読んでいると、その矛盾すら「それでいいし、むしろ恋愛とはそういうものだ」と全肯定されているような心地よさがあります。 他人事ながら、その滑稽さと愛おしさを抱きました。 普段、フィクションの物語として読む恋バナはどこか退屈で物足りなく感じてしまうのに、エッセイとして差し出されると、どうしてここまで贅沢で面白いコンテンツになるのだろう。 - 2026年5月14日
- 2026年5月14日
愛の獣は光の海で溺れ死ぬ金子薫読み終わったこれも先輩からお薦めされた本 「人間じゃないものになりたい」 読み終えてからずっと、その切実な願いが胸の奥に澱のように溜まっている。 作中、人間以外の何かを目指して仮装を施し、「ロロクリ」という幻覚剤に昂揚を求める人々が登場する。 もし自分がその世界にいたとしても、きっと「ロロクリ」には手を出さないだろう。 人間以外の、例えば静かな無機物になりたいと願うことはある。けれど、それが「いっときの成り替わり」でしかないのなら、私はそれを拒絶したい。 変身が解けて「人間」に戻される瞬間を想像する方が、よっぽど残酷に思えるからだ。 あと冒頭の、目をくり抜き、舌を抜き、口と瞼を縫い合わせるという描写には、RADWIMPSの『狭心症』のジャケットを想起して、指先が冷たくなるような感覚に陥った。 あのジャケット見た時、妙に心がざわついたことを覚えいる 瞳がなくても、人間は泣くことができるのだろうか。 涙腺が残っているのかどうか、本当は気になっているけれど、調べるのはやめておこうと思う。 その「痛み」の仕組みを正しく知ってしまうのが、今はただ、ひどく怖い。 - 2026年5月13日
読み終わったホラー耐性皆無のため、内容の感想というより、体験として思ったことをツラツラ残します 先輩からお借りして読んだ おすすめの本を共有しているのですが、終始怯えながら読んでいました ずっと薄気味悪い雰囲気が漂っているような感覚。 びっくりする怖さというより、ぞわぞわとした恐怖。中盤から、何となく話が繋がり始める感覚に鳥肌が止まらなかった。夜ちゃんと寝られるか不安になるくらい インタビュー記事やネット掲示板の描写に妙な既視感があって、「これ本当にフィクションだよね?」と疑いながら読んでいた 文字や文章だけで、ここまで恐怖を演出できるのが本当にすごい。 伝承や口伝のように話が進んでいくので、小説というよりドキュメンタリーやルポを読んでいる感覚に近かった。 内容については恐怖しか覚えていないのに、文章の力で没入させられる感覚はかなり好きだった。 話し言葉でも読み進められたのは、モキュメンタリー形式だったからかもしれない。 - 2026年5月12日
- 2026年5月11日
- 2026年5月10日
転生程度で胸の穴は埋まらない2ニテーロン,一色読み終わったひとまず1周目 ドッグイヤーを頼りにもう一回読み進める🐾 今回も愛だったな 「過去の私がないから、自分の気持ちが本物であるか分からない」って考えている段階で既になんらかの情は抱いてるんじゃないかな 人間たちの愛もそうだけど、今回は魔物が抱く愛についても考えさせられたような気がする 渇望というなの執着、それも一つの愛か - 2026年5月10日
- 2026年5月7日
君の不在の夜を歩く窪美澄読み終わった思わず泣いてしまった。 菜乃子とどこか似た感情を持っているからか、「芍薬の星月夜」を読んで苦しくなった。 それでも同時に、もう少し生きていてもいいのかもしれない、ただ生きているだけでもいいのかもしれない、と思えた。 この本はお守りにしようと思う。 何度も読み返せるほど軽い作品ではないけれど、心が折れたときに。 表面張力が保てなくなって、最後の一滴がこぼれてしまいそうなときに、きっと手に取る。 菜乃子が亡くなった季節に読み終えられてよかった。 この季節になるたび、私はきっと彼女を思い出すんだろう。 そのときはコーヒーを用意して、迷子の菜乃子を迎えに行こうと思う。
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