
ぶんか遺産
@bunkasremains
2026年7月11日
玩具修理者
小林泰三
読み終わった
小林泰三のデビュー短編集。というか短編一つと中編一つの抱き合わせ。カップリングCDみたい。日本ホラー大賞の短編賞受賞作とのことだけど、いやいやこれは小林泰三の筆致がホラーすぎるだけで、骨組みは完全にSFでしょう。特に「酔歩する男」。
表題作はアイデアこそシンプルだが、何より描写が悍ましい。グッチャグチャのビチャビチャなスプラッタで気味が悪く嬉しい。
「酔歩する男」は時間SFの傑作だが、語り口が完全にホラー。そのくせ大変理屈っぽく面白かった。最後の方は流石についていけなくなったけれど......。
