
すゆ
@suyu12
2026年7月11日
台湾漫遊鉄道のふたり
三浦裕子,
楊双子
読み終わった
太平洋戦争の最中、日本統治下の台湾が舞台。
作家 青山千鶴子と通訳 王千鶴が鉄道で各地を巡り、その土地に馴染みがある台湾グルメを味わう。
食べることは好きだか台湾そのものへの敬意は薄い、男尊女卑への一方的な拒否感等、読みながら私が主人公に抱いた違和感は、そのまま千鶴の反応に出ていて、なかなか深まらなかった2人の関係性に繋がっていたということを物語の終盤に知る。あとがきで、老年期にお互い思いを寄せている姿が書かれていて、良かった。
多様な民族、南国の風土、日本と中国に統治されてきた歴史という複雑な背景が、豊かな食文化を生み出したのだと理解できた。
コース料理の残りを煮詰めて作られる菜尾湯、貧しい暮らしの中で根付いた黄麻のスープ等、興味深い。
独特な台湾グルメと鉄道から眺める景色…目を惹くものがたくさん出てくるので、映像化されたものも見てみたいと思った。

