なびやまあるたに "サボる哲学" 2026年7月11日

サボる哲学
アナキズム関連第二弾。文体に慣れてきたのか、先日の岩波より抵抗なくスイスイ読めた。 現代の労働って奴隷扱いされてるのと同じだよね、搾取されてることに異議をとなえてるけどそもそも働かないとやっていけないシステムがおかしくない?というのを歴史的な実例を挙げて語りかける。海賊って、ラッダイト運動って、そういうことだったのか!この2点を知れてよかった。海賊がただの荒くれ者ではなかったどころか、むしろそんな救済システム側だったなんて。そしてかつては、大阪にもゴリゴリのやったろか〜と自力で闘う集団がいたのも胸熱。昔の日本人パワーあったよね。我々は飼い慣らされてしまったんだろうか? なお、専門書を平易な表現に翻訳してくれているところが個人的にお気に入り。特に好きなのはここ「オレはもうお坊さんではないよ、ただの愚かなハゲでございます。」なにそれ?!と思ったら続けて「『愚禿(ぐとく)』と名のる親鸞に、村人たちが親しみをおぼえる。」(p174)親鸞の自己紹介の現代語訳が軽すぎる。好き。同じ著者の一遍上人に関する本が気になる。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved