ON READING "もっと真剣になればよかった" 2026年7月12日

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2026年7月12日
もっと真剣になればよかった
前作『水道水の味を説明する』、Podcast「鈴木ジェロニモの感情」(めっちゃ面白い!)も話題の、芸人であり歌人としても活動する鈴木ジェロニモによる破格の才能と言葉のセンスが光る、初のエッセイ集。書き下ろし小説「夢中」も併録されています。 枕投げをしなかった十七歳の修学旅行、生まれて初めてのコンソメパンチ、ミッキーマウスのカチューシャ、お笑いの萌芽が芽生えた幼稚園のお遊戯会。 日々のささやかな出来事を手がかりに、自分でもうまく説明できない「わからなさ」を、驚くほど精緻に、どこまでも自由に探っていきます。 鈴木ジェロニモさんは、詩のことばでお笑いをやっている人。 本書には何度も、「真剣」という言葉が出てきます。 「真剣にやり切る」とは、「完全にふざける」こと。それはすなわち、自分が自分として生きている手ごたえを実感することだった。 ユーモアと繊細さを行き来しながら、誰もが心のどこかに抱えている違和感や居心地の悪さに、静かに輪郭を与えてくれる一冊です。
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