
rep
@toponder_r
2026年7月7日
ファイア・ドーム(下)
辻村深月
読み終わった
上巻を読み終わって『ここからでも入れる保険ってあるんですか…?なくない?』って思ってたんですが…
でも読んでみて、ああやっぱり辻村さんだなと思った。最終的に今まで自分たちがしてきたことに向き合う終わり方になって、ずっと残っていたわだかまりやもやもやが、納得感のある状態になって終われたのがすごく良かった。
噂を立てていた人たちについては、桜木さんがずっと向き合ってきたけど、結局人は忘れてしまう。忘れた人は向き合うこともできない。帯の内側に書いてあった「噂は、軽薄で残酷な娯楽だ。」という言葉が本当にその通りだと思った。
噂の怖さと、ネット上でそういう噂レベルのことをインプレッション稼ぎで記事にして群がって叩く人たちの怖さが、今の時代ならではの生々しさで描かれていた。
個人的にすごく印象に残ったのは297ページ。桜木さんが向き合い、考え続けてきたものへの、流れが変わる瞬間があって(あまり言うとネタバレになるから言えないんだけど)、空気が変わった感じと、ここでやっと信頼関係ができた感じがすごく良かった。