
ふじつぼ
@famisaiko
2026年7月12日
神さまのビオトープ
凪良ゆう
買った
読み終わった
かつて読んだ
@ カフェ
2017年の著者の文芸初作品、平たく言えば非BL第一作。
若くして亡くなった夫の、自分だけにしか見えない幽霊と暮らし続ける主人公うる波が、あらゆる人間たちと出会うことで自身が揺らいだり見つめ直すことでより強固になったりしていく。
「"ふつう"ってこうでしょ」を常に押しつけられる世間への抵抗を続ける、著者の通底した情念のようなものを軽やかに描き切るあたりはのちのヒット作にもつながるエッセンスを存分に感じられる。
無自覚な偏見を自覚させられるための描写が、情報を出す順番による裏切りに頼りすぎているようには思うが、改めて好きな作品だった。
