せきさ "ナショナリズムとは何か" 2026年7月12日

せきさ
せきさ
@chaha
2026年7月12日
ナショナリズムとは何か
Readsの記録を見るに、おおよそ7月くらいに読み終わっているのかしら。 国会のめちゃくちゃなニュースが飛び込み続けてきた時に頑張って読み終わった気がするので、おそらく合っている。 2025年の参院選あたりから、もうずーーっとしんどかった。ナショナリズムを盾にして人を守っているように見せながら、一方で苛烈な排除への入口に誘う人たちが。その空気が伝染していくことが。思想が薄っぺらく、なんの回顧もなく戦前に逆戻りしていくことが。 「そもそもナショナリズムって何なのか?」「どうして、こんなにも人を駆り立てる力があるのか?」「どうして、人はこの力を使うのか?」このあたりが知りたくて、読み始めた気がする。 上記の問いに対して本で得た知見をまとめるには時間が経ちすぎているので、一旦割愛しちゃう。 ただ、兎にも角にも、本書を読み終わった感想は、以下の本文へのリアクションに集約されるなと。 p221 『本書は、ナショナリズムを客観的に読み解く目的から、ナショナリズムをいわば「脱悪魔化」する側面があった。』 なるほど、著者の試みははまさしく、少なくとも私に対しては成功したようである。 ナショナリズムは暴力や排除と結びつくこともあれば、社会福祉制度など、ナショナリズムという虚構を共有することで成り立つ社会制度を支えている側面もある。「わからない」「理解できない」と感じるものに対して、正体を解剖し、理解し、渡り合い方を知ることが肝要なのだと意識できたことが、自分にとっての大きな収穫だったなと思う。 _______番外編________ 本筋ではないけれど、えらくダメージを受けた箇所。 p66 『民主主義国家であれば、そもそも民意と大きく離れた法律は制定されないし、法規範が人々の考え方を形成する面もあるからだ。』 大苦笑し、天を仰ぎ、そしてデカいため息をついた。この本が刊行されたのは2025年。その時には著者も、ここまで粗暴な国会運営と、それに伴った法案の成立がなされるとは思っていなかっただろう。 今現在の日本の立法や行政が、民主主義の大例外、いや民主主義とはもはや呼べない状況にりつつあるという認識を強化してくれる。 しんどい。早くこの文章を、「だよなあ〜」とインスタントな共感で読み流せる世の中にしたい。 かっくいい p230『本書を著した一人の人間としては、本書が長く読まれるものになれば率直に嬉しく思う。』 『他方で研究者としては、本書がいずれ否定されることを願う。それは、知見を更新する知的蓄積を、人類が新たに得たことを意味するからである。』 か……………かっっっっくいいい〜〜〜〜〜〜〜!!!! 人類、斯くあれ〜〜〜〜!!!!!!!
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