ナショナリズムとは何か
70件の記録
mikiko1732@mikiko17322026年8月7日読み終わったナショナリズムといえば個々人が内包しているものと思っていたのですが、そうではなく、またそうでもあり、といった曖昧模糊な《ナショナリズム》を計量的な側面から解説していく様はわたしにとって目から鱗でした。 最初に「まず、ナショナリズムは何よりも政治にかかわる意識だということである」と定義しているように、ナショナリズムが政治から影響を受け政治に影響を与える様をデータと共に示していく本書は新鮮でした。こんなに⁈と驚くこともあり、なんとなく肌で感じていたようなことも本書で解説されており、自分の中では自分の意識を見直し、明確化、再構築するきっかけになりました。 意外だったのが、欧州で女性の権利拡大やLGBTの権利擁護を掲げるいわゆるリベラルな層が排外主義的なナショナリズムを掲げる政党を支持する率が上がっていること。相反する主義同士でなぜ?と思うも、本書を読む限りではああなるほど、そういう理由でと、納得いきます。 最後に著者のことばではないけれど、印象に残った文章を本書から。 ”「本来、ナショナリズムは未来志向なんです。考えてみてください。私たちはなぜ税金を払うのか。それは、たとえば公園や美術館を維持するためだと考えて納得します。その前提となっているのは、国家は将来も存続し続け、自分の孫や子たちもきっとこの国で生き続けるというゆるぎない確信です」。これは、ナショナリズム研究の第一人者アンダーソンが、日本の新聞のインタビューで述べた一節である。“
せきさ@chaha2026年7月12日読み終わった@ 本の読める店fuzkue初台Readsの記録を見るに、おおよそ7月くらいに読み終わっているのかしら。 国会のめちゃくちゃなニュースが飛び込み続けてきた時に頑張って読み終わった気がするので、おそらく合っている。 2025年の参院選あたりから、もうずーーっとしんどかった。ナショナリズムを盾にして人を守っているように見せながら、一方で苛烈な排除への入口に誘う人たちが。その空気が伝染していくことが。思想が薄っぺらく、なんの回顧もなく戦前に逆戻りしていくことが。 「そもそもナショナリズムって何なのか?」「どうして、こんなにも人を駆り立てる力があるのか?」「どうして、人はこの力を使うのか?」このあたりが知りたくて、読み始めた気がする。 上記の問いに対して本で得た知見をまとめるには時間が経ちすぎているので、一旦割愛しちゃう。 ただ、兎にも角にも、本書を読み終わった感想は、以下の本文へのリアクションに集約されるなと。 p221 『本書は、ナショナリズムを客観的に読み解く目的から、ナショナリズムをいわば「脱悪魔化」する側面があった。』 なるほど、著者の試みははまさしく、少なくとも私に対しては成功したようである。 ナショナリズムは暴力や排除と結びつくこともあれば、社会福祉制度など、ナショナリズムという虚構を共有することで成り立つ社会制度を支えている側面もある。「わからない」「理解できない」と感じるものに対して、正体を解剖し、理解し、渡り合い方を知ることが肝要なのだと意識できたことが、自分にとっての大きな収穫だったなと思う。 _______番外編________ 本筋ではないけれど、えらくダメージを受けた箇所。 p66 『民主主義国家であれば、そもそも民意と大きく離れた法律は制定されないし、法規範が人々の考え方を形成する面もあるからだ。』 大苦笑し、天を仰ぎ、そしてデカいため息をついた。この本が刊行されたのは2025年。その時には著者も、ここまで粗暴な国会運営と、それに伴った法案の成立がなされるとは思っていなかっただろう。 今現在の日本の立法や行政が、民主主義の大例外、いや民主主義とはもはや呼べない状況にりつつあるという認識を強化してくれる。 しんどい。早くこの文章を、「だよなあ〜」とインスタントな共感で読み流せる世の中にしたい。 かっくいい p230『本書を著した一人の人間としては、本書が長く読まれるものになれば率直に嬉しく思う。』 『他方で研究者としては、本書がいずれ否定されることを願う。それは、知見を更新する知的蓄積を、人類が新たに得たことを意味するからである。』 か……………かっっっっくいいい〜〜〜〜〜〜〜!!!! 人類、斯くあれ〜〜〜〜!!!!!!!
utai@amanda_62502026年6月3日買った読み終わったちびちび半年くらいかけて読んだ。 ナショナリズムって聞くだけでうっ、気持ち悪い……と思っていたけど、国という単位で福祉制度の拡充を求めることなどもナショナリズムの一貫であると知れて、そうか私の一部でもあるよなと思い直した。より多くの人が救われるためにこの概念は使われて欲しいなと思うのだけど、、。 圧倒的データ量!!証拠!!で今わかっていることをひとつずつ示していく姿勢は今大事にされなければならないなと。誠実な新書でした。
モヘンジョ・パロ@mohenjoparo2026年5月26日読み終わった図書館で借りて、返却日に再び借りてを繰り返して約半年かけて何とか読み切った。自分には馴染みのない分野だったため、なかなかすらすらとはいかず、内容もどこまで理解できたか定かではない しかし、徹底して実態とデータに基づき淡々と冷静に分析した上での考察を展開する筆者の姿勢には終始感銘を受けた ナショナリズムという大きなテーマは、おそらく新書の中で語るにはあまりにも断片的にならざるを得ないと思えるほどに複雑で混乱に満ちていることが窺えた 単に国籍や宗教、地域や言葉の違い、あるいは身近なところでの、いわゆる仲間と敵、についても同じことが言えるだろうが、目に見えているラベルだけで線引きをすることがいかに愚かなことであるか、ということをこの本で学べた
- はやしさん@seiichi08842026年3月8日読み終わったすごい本を読んでしまった。シンプルかつ端正な書きぶりに潜む膨大な知見。著者の労苦が真に忍ばれる。付箋も傍線も引きすぎてほぼ意味を成さなくなった。ナショナリズムの実証面に関するハンドブックを一人で書き上げた感じで、今後、増補、改訂の形で刊行され続けてほしいと思う一冊。ナショナリズムを善悪論から解き放つ、あたかも〈火の鳥〉としてのナショナリズムをつかまえようとする一冊


- Brandl@ginkgo-biloba2026年3月7日読み始めたTwitterで見かけて気になったのでこのあいだ買った。 冊数多かった。Twitterで話題になるっての売れ行きにかなり影響あるんだなと。
なつまる@jinbe17082026年2月28日読み終わったもともと自分の興味があるテーマど真ん中っていうのはあると思うけど、ここ最近読んだ新書の中で一番面白かった。 愛国心や帰属意識ってどうやって育つんだろう?排外意識の強弱って何に影響されるの? みたいな漠然とした疑問の答えがわかるし、 これもナショナリズムを形成する手段になっていたのか…!っていう、どんどん新しい気づきを得られいくこの体験が新書を読む醍醐味だ〜と思いながら読んだ。 あと著者である中井遼先生の文章が大変読みやすいのと、特に終章に出てくる研究者としての熱が伝わってくる言葉がかっこよくて好きになった。 積読解消に勤しみたいと思うので次の本に進みつつ、どこかのタイミングで絶対また再読したい。

ひよこまめ@poischiche2026年2月16日読み終わったナショナリズムという、ネガティブに捉えられがちな事象について、統計手法を用いたデータを根拠に読み解いていく。もちろんナショナリズムは暴走する側面はあるのだけど、一口にナショナリズムといってもその様相は場所や時代が異なれば姿を変えていて、思っていたよりも捉えどころなく曖昧なものなのだなぁという発見だった。選挙やオリンピックが開催されている今の時期、自覚的になって自分の中のナショナリズムを見たい。

ひよこまめ@poischiche2026年2月9日読んでるそういった政府は愛国心を高めることで、有権者の目を経済問題から探させる必要がある。ソルトはこれを「ナショナリズムの陽動理論」と名づける。その具体的なテクニックには触れていないが、経済格差の大きい国の政府がそうでない国に比べて愛国心やプライドを刺激するような政策や宣伝を行う傾向があり、それが階級横断的に幅広い人々が強い愛国心を持つことにつながっていると言える。 p116

コズミック書店@cosmic_bookstore72132026年1月31日読み終わったまた読みたいやたら大仰でいて身近なナショナリズムを分かりやすく、そして疑問が残るように設計された良書。学問に誠実な印象を受けた。

もくせいそう@mokuseisou_972026年1月31日読み終わったあとがきにあるように、著者があまりにも広大なテーマなので断ろうと考えたほどだが、難しい概念をデータを使って読みといていく。進んでいくと、今分かっていること、まだ分からないこと、あらゆる問題と繋がっていることがわかる。何かに偏ることなく真摯に書かれていて、大変良い本。
イマイメロ@imymelo2026年1月24日読み終わったナショナリズムとは何か 帰属、愛国、排外主義の正体読んだ! 自由や福祉、納税、誇り、同胞愛をもたらす現在の国を形作る上で欠かせないナショナリズム その一方で他を排斥し、果ては虐殺にまで行き着いてしまう この諸刃の刃とも言うべきナショナリズムはどう生まれ育まれ何をもたらすのかという本 ほぼすべての人が自分は〇〇人だというアイデンティティを もっているにも関わらず 悪魔化されたり あるいは聖域化されたりと 真剣に向き合いづらいナショナリズム グローバル社会において新しいナショナリズムが生まれ始めた今こそちゃんと功罪に向き合い知っていかなきゃいけないのかも 福祉や再分配、民主主義などの近代的な社会が 国という共同体意識がなければ成り立たないものという考えに言われてみると確かに…と思った 多かれ少なかれ帰属意識や愛着を住んでる国に持ってる人がほとんどなので まったく意識しない当たり前のところにまで浸透してるんだなと思ったり 歌や文化、スポーツ、教育といったナショナリズムを形作るものや 今のナショナリズムに行き着く歴史の考証といったパートもあり 歴史認識がある程度教育によって固定されていることは ほぼすべて他人の国を“我々”だと思えることにつながっていて 我々の代表スポーツ選手に移民がいて結果を残せば“我々”だと認識されやすくなるだとか 言葉が同じなら〜や文化圏が〜など基準が国(人)によって異なり それぞれの気持ちにより揺れ動くものなので何がどうこうとは簡単に言えないけれど それでも総体としての何かがあるというもの?なのかも
やえしたみえ@mie_e01251900年1月1日気になる2026/01/23 前から気になってたけどTwitterで見てもっと気になったので追加 https://x.com/sonzaix/status/2014210198777589857?s=46














































