
小石川
@mkgaogao
2026年7月4日
読み終わった
@ 電車
26/47
家族は最小単位の政治集団とはよく言うけれど、国家と家族を虐待と暴力というフィルターを通して見直してみる一冊だった
家族のなかでなぜ暴力が起こりやすいのか、何が家庭内暴力となりうるのか、なぜ家族という単位の暴力は見過ごされやすいのか、それが国家というものとどう関わっているのかを、裏打ちされたさまざまな知識を伴って整然と書かれていた
「問題が解決してから、症状が消失して平穏な日常生活が戻ってから、辛かった頃をしみじみと振り返ってみる。そのとき、「ああ、理由は…だったのだろうか」と思えるのかもしれない。つまり「原因」といわれるものは、事後的にその出来事が希望どおりに変化した時点から振り返って構築するものなのだ」
「知識はつながりを生むのだ」と題されたあとがきで、「普遍知や全体知など存在しないと言われるようになって久しいが、それでも私はそれを求め続けることをやめられない。それが残りわずかだとしても、知らないままに支配されて安穏と生きることだけはしたくない」とおっしゃっておられるのがとても印象に残ったし、自分も強くそう思う
