
おとうふ
@Ritty15
2026年7月12日
舟を編む
三浦しをん
読み終わった
出版社の辞書編集部が新しい辞書『大渡海』を編纂する話。辞書作りに情熱を注ぐ登場人物たちの生き方は、真面目であることや誠実であることを肯定してくれる。
作中で辞書は「言葉の海を渡るための舟」と言われていた。言葉は時に無力だと知りつつも、思いや記憶、愛を留めおき、他者と分け合い伝えるのに必要なものだと。
私は言葉を曖昧に理解し適当に使うことがたびたびあるが、ちゃんと言葉にこだわりたいと思った。若干ニュアンス違うけどざっくりこんな感じ、と妥協せず、自分の感情と向き合って最適な言葉を探す努力をしてみよう。
ストーリー序盤、37年間辞書作りに力を注いできた荒木が『大渡海』の編纂を馬締に託すこと。それは自分が積み上げてきたものを手放し、若い世代に任せること。この潔さがかっこよくて好きだった。





