
松本真波
@_mm177177
2025年3月27日
新装版 かの子撩乱
瀬戸内寂聴
読んでる
読書日記
@ 自宅
第二十二章、遂にかの子が亡くなった。
これまでを受けて、岡本かの子という人物の非凡さと偉大さがよく分かる章だった。
小説家として名を揚げる事へ執念を燃やし、そしてそれを遂に手にしたばかり、これから本当に鴎外や漱石と同列の作家に成るというところであった。
芸術に殉じた生涯であった。
また、最愛の妻を失って傷心している夫・一平に送った息子・太郎の手紙はあたたかく優しかった。太郎は母の死を"美しかつた"という。"燃えつくした焔の美しさ"だと。
「今、全てを焼きつくして、自ら一つの聖火となつて消えて行きました。」