
tomo015123
@asayou
2026年7月12日

御成敗式目の殺人
羽生飛鳥
読み終わった
北条が実権を握る鎌倉の世で、武力が支配していたこれまでの世をよりよい世とするため、政治の最高職執権を務める、泰時とその叔父であり補佐を務める時房が、武士たちが世の乱れをただすために守るべき法典、御成敗式目を作成するまでの物語。
これは日本史に詳しければもっとおもしろいんだろうな。主要人物は3人だけなので彼らの名前さえ覚えておけばなんとか話にはついていけるが、時代背景や戦等について知らないことばかりでいまいち乗り切れなかった。
おもしろいな、と思ったのは彼らは、暴力から秩序への時代の境目を生きており、自己矛盾を抱えながらもより良い世の中のため知恵を出し続ける様。
死生観もかなり特殊で、ミステリ要素としては日常の謎くらいの軽さでどんどん死体がでてくる。
そういった世界観でありつつも、彼らの人間的成長や、言葉の戦いである、詞戦など、現在にも通づる要素もみられ、全体としてはおもしろかった。
本当に自分の日本史知識の無さが・・・。