時間のかかる読書人 "「学び」がわからなくなったと..." 2026年7月13日

「学び」がわからなくなったときに読む本
鳥羽 そうですね。尾久さんがおっしゃる、「通ってきた道を改めて開通させる」というのは、感覚としてよくわかります。 最近は大人が学ぶというと、政府の提唱するリスキリングのようなキャリアアップの勉強が言われがちですが、それだけにとらわれないでほしいんです。というのも、親が「子どもに勉強の大切さを教えるには、大人が勉強する姿を見せるのがいちばんですよね。私も資格の勉強、がんばってみます!」と意気込まれることがあって、それはそれでもちろんいいのだけど、ちょっとズレている。なぜなら学びというのは、仕事に役立つスキルを身につけることだけじゃないから。学びとは、自分の欲望の所在を明らかにしつつ、その風通しをよくするような行為だと思うんです。 例えば、子どもの頃に夢中になったことや、一生懸命勉強していたもののなかには、すでに深い勉強につながるヒントはあるから、そこを振り返って、改めて開通させてみたらいいのでしょうね。 尾久 それは間違いないですね。
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