
やぎさん
@goat_books
2026年7月13日
海と毒薬
遠藤周作
読み終わった
タイトルとあらすじしか知らなかったけど、こんなに読みやすいとは。読みながら肩に力が入ってた。
看護婦の話が何気に凄まじかった。壮絶な現場に立ち会っていたのに頭の中は嫌いな相手への優越感しかないのがまあ怖い。人生めちゃくちゃで、戦争下でとなると人間静かに狂っていくんだろうな。
戸田と勝呂は2人のときエセ関西弁で話すという設定が、そうじゃないときに本音であることを際立たせていてよかった。視点が変わるのが面白く、でも一番知りたいおやじとか浅井さんの頭の中は覗けない。教授が自殺するまでの間に何があったのか知りたいようで知りたくない。
