zelkova "母なる夜" 2026年7月12日

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@zelkova
2026年7月12日
母なる夜
母なる夜
カート・ヴォネガット・ジュニア
4月にやっていた独立書店ネットワークの「白水社フェア」の冊子「わたしの白水社」で紹介されていた中で1番気になったので読んでみた。(紹介されていたのは当然のことながら白水社のほうだったけれど、私が読んだのはハヤカワ文庫のほう。すみません。) シンプルな文体で、ユーモラスで皮肉がきいているといわれるヴォネガット。楽しく読めるけれど、ずしっと響いてくる重たさがあった。 「われわれは表向き装っているものこそ、われわれの実体にほかならない。だから、われわれはなにのふりをするか、あらかじめ慎重に考えなくてはならない」 「この人物はあまりにも公然と悪に仕え、あまりにもひそかに善に仕えたが、その罪は彼の時代が負うべきである。」 よくわからないな、こういうことを言いたかったのかな?などと読み終わってからもぐるぐると考えていて、1冊読んだだけでこんなに考えさせられるなんてお得感があるぞ。少し時間がたってから読み返したらまた違ったことを考えたりしておもしろそうだし、ヴォネガットのほかの作品も読みたくなってきた。
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