
ほうき
@houki
2026年7月10日

光のとこにいてね (文春文庫)
一穂ミチ
読み終わった
傑作。第三章の不意に再会する場面で、結珠が果遠との思い出をそうとは言わずに語るところ、あまりの愛しさ、いじらしさ、湿度の高さ、言葉を選ばずに言うならエロさ、に悲鳴をあげました。他人もいる場で、意中の人にだけは伝わると信じて、互いに忘れていてもおかしくない過去の秘密を吐露するなんて、愛の告白にほかならない。私は覚えているよ、あなたもだよねという祈りであり叫び。しかもその話をする相手は、その当時の年齢くらいの娘とは……恐れ入った。指輪よりも輝く涙なんてね、そんなのって良すぎる。
・2章の再開シーンもよかった。あのシーンでは描かれていなかったけれど、あれを実現するために、果遠がかなりの努力と覚悟をした結果のシーンであることも含めて良さが増してくる。いる!!!!!!と心では思いながら平静を装って過ごすあの感じ、堪らない。結珠側は過去に追いすがられているような感覚がしてあまりうれしく思えていないのも、この時点では悲しいけれど良い。
・そんで2章の最後のシーン!グワ~!!!ここでは果遠の不意打ちだったのが、3章では結珠からになるんですよね~!ありがとうすぎる。


