阿久津隆 "八月の光" 2026年7月5日

阿久津隆
阿久津隆
@akttkc
2026年7月5日
八月の光
八月の光
ウィリアム・フォークナー
疲れて、布団に入るとクリスマスは家に帰り、「あの女もやっぱり眠っていねえだろう」と考えて、それから彼は「何かが起るんだぞ、俺には何かが起ることになるんだぞ」と考えて、はいなかったようで、「考えてさえいなかった」とあって、だから考えていなかったようで、考えてなかったか、と考えると次の章に入り、「記憶力は認識力が働きだす前に早くも活動する。記憶する力は思い出す力よりも長い生命を保つのであり、認識力が疑ったときでさえ、記憶は揺がないのだ」とあって、なんだなんだ、と思ったらクリスマスの幼年期に戻ったらしかった。信じているのは一つの廊下、ということだった。
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